- 1. インストーラダウンロード
- 2. インストール要件チェック
- 3. セットアップ
- 4. 妥当性検査ツールの実行
- 5. CATALOG の作成
1. インストーラダウンロード
ダウンロードサイトは下記になります。
「http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21385217」
ダウンロード先をたどっていくと途中でアカウントを求められます。
つまりユーザ登録が必要です。
ダウンロードしたものを「FTP」で「Solaris」にアップロードして、解凍します。
gunzip -c ibm_data_server_client_sunamd64_v10.5.tar.gz | tar xvf -
こんな風に展開されます。
2. インストール要件チェック
IBM のサイトによれば「db2prereqcheck コマンドが、システムがインストール前提条件を満たしているかどうかを検査します。」とのことなので、やってみます。
./db2prereqcheck
すると
==========================================================================
オペレーティング・システム「SUN」上の DB2 データベース・バージョン「10.5.0.0」に対する DB2 の前提条件を検査しています
「カーネル・レベル 」の妥当性検査を実行しています...
最小必須カーネル・レベル: 「5.10」 更新「9」
~ 略 ~
==========================================================================
オペレーティング・システム「SUN」上の DB2 データベース・バージョン「10.1.0.0」に対する DB2 の前提条件を検査しています
「カーネル・レベル 」の妥当性検査を実行しています...
最小必須カーネル・レベル: 「5.10」 更新「9」
実際のカーネル・レベル: 「5.10」 更新「11」
要件が一致しました。
「SUNWlibC」の妥当性検査を実行しています...
最小必須「SUNWlibC」パッチ・レベル: 「119964」バージョン: 「20」
実際の「SUNWlibC」パッチ・レベル: 「119964」バージョン: 「24」
要件が一致しました。
「/lib/libpam.so*」の妥当性検査を実行しています...
要件が一致しました。
DBT3533I db2prereqcheck ユーティリティーは、DB2 データベース「サーバー 」バージョン「10.1.0.0」に対するインストール前提条件がすべて満たされていることを確認しました。
DBT3555E db2prereqcheck ユーティリティーは、現行のプラットフォームが次の DB2 データベースのバージョンでサポートされていないことを判別しました: 「9.8.0.4」。
DBT3555E db2prereqcheck ユーティリティーは、現行のプラットフォームが次の DB2 データベースのバージョンでサポートされていないことを判別しました: 「9.8.0.3」。
DBT3555E db2prereqcheck ユーティリティーは、現行のプラットフォームが次の DB2 データベースのバージョンでサポートされていないことを判別しました: 「9.8.0.2」。
今回は、ターゲットが 10.5 なので 9.8 がサポートされていなくてもしったこっちゃないので、このまま進むぞ!と。
3. セットアップ
db2setup というコマンドがあるのでグラフィカルインタフェース上でぶったたいてみる。うーむ「実行」
おお、起動はするようである。しかし、解像度が足りない、設定を変更して、「reboot」することとしよう。
気を取り直してもう一度
「製品のインストール」→「新規インストール」
「次へ」
「使用条件の条項に同意します」をチェックして「次へ」
とりあえずここでは標準のままで「次へ」
「次へ」
「次へ」
「次へ」
パスワードを入力して「次へ」
「完了」
バックでひとりしきり動作します。
なんだか難しそうなことが書いてあるので
熟読して「完了」
4. 妥当性検査ツールの実行
前項の最後に書いてあったことに従い、妥当性検査ツールを実行してみます。
「db2inst1」でログインして
> /opt/IBM/db2/V10.5/bin/db2val
DBI1379I db2val コマンドが実行中です。 これには数分かかる可能
性があります。
DBI1335I /opt/IBM/db2/V10.5 にインストールされた DB2 コ
ピーのインストール・ファイル妥当性検査が成功しました。
DBI1339I インスタンス db2inst1 に対するインスタンス妥
当性検査が成功しました。
DBI1343I db2val コマンドが正常に完了しました。 詳細について
は、ログ・ファイル /tmp/db2val-150810_165815.log を参照してください。
なんかうまくいってるっぽい。
次の db2fs (DB2ファーストステップ?)はグラフィカルインタフェースが必要っぽいのでグラフィカルインタフェースで
/opt/IBM/db2/V10.5/bin/db2fs
とりあえず、ここの環境では firefox が存在するので「はい」 (ブラウザがなかったら大変なのかしら?)
なんか嫌な感じではあるがここではこうするしかないので「許可」
なんだかインターネットにつながなければならないみたいなのであとは自力で・・・
5. CATALOG の作成
Oracle でいう tnsnames.ora に相当するものが DB2 では CATALOG という(らしい)。コンフィグレーションファイルで設定することもできるはずですが、ここでは対話式で
DB2ユーザでログインして db2 で対話モードになります。
> db2
db2 => LIST DATABASE DIRECTORY
SQL1031N 指定されたファイル・システムには、データベース・ディレクトリーが見つか
りません。 SQLSTATE=58031
db2 => CATALOG TCPIP NODE ノード名? REMOTE サーバのIPアドレスもしくはドメイン名 SERVER 50000
DB20000I CATALOG TCPIP NODE コマンドが正常に完了しました。
DB21056W ディレクトリーの変更は、ディレクトリー・キャッシュがリフレッシュされる
まで反映されません。
db2 => CATALOG DB データベース名 AT NODE ノード名
DB20000I CATALOG DATABASE コマンドが正常に完了しました。
DB21056W ディレクトリーの変更は、ディレクトリー・キャッシュがリフレッシュされる
まで反映されません。
db2 => CONNECT TO データベース名 USER ユーザ名
ユーザ名 の現行パスワードを入力してください: ← パスワードを入力(エコーバックされません)
データベース接続情報
データベース・サーバー = DB2/NT64 10.5.5
SQL 許可 ID = ユーザ名
ローカル・データベース別名 = データベース名
db2 => quit
どうやらうまくインストールできたようです。
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