Oracle Solaris 10 - インストール後の設定
実ははじめてやってみる設定もありますので、本ページには少なからぬ誤りがあるかと思いますのでご注意を。
- 1. ログイン
- 2. 仮想端末を開く
- 3. IPアドレスを調べる
- 4. ユーザの追加
- 5. FTPサーバを起動する
- 6. パスワードの文字制限を変更する
1. ログイン
インストール完了後、起動するとログイン画面が表示されます。ユーザ名とパスワードを入力してログインします。
2. 仮想端末を開く
仮想端末 (CUI) を開くには、ログイン後、デスクトップを右クリックして「端末エミュレータを開く」
仮想端末が開きます。
3. IPアドレスを調べる
端末から
ifconfig -a
で、現在の状態を調べることができます。
4. ユーザの追加
現在の group と user を見るのは
cat /etc/group
cat /etc/passwd
GID 1000 グループ名 hogehoge UID 1000 ユーザ名 hogehoge を作成するには
/etc/group を編集して以下の1行を追加します。
hogehoge::1000:
次にユーザを追加します。
useradd -u 1000 -g hogehoge -m -d /export/home/hogehoge -s /usr/bin/tcsh hogehoge
オプションの意味は
オプション | 意味 |
-u | UID の指定 |
-g | GID の指定 |
-m | 次の -d で指定するディレクトリがなければ作成する |
-d | ユーザのホームディレクトリ |
-s | ユーザのデフォルトシェル |
ユーザにパスワードを設定するには
> passwd hogehoge
新しいパスワード: パスワードを2回入力します
新しいパスワードを再入力してください: 例によってエコーバックされません
5. FTPサーバを起動する
サーバの状態を見るのは
inetadm -l network/ftp
だそうで
SCOPE NAME=VALUE
name="ftp"
endpoint_type="stream"
proto="tcp6"
isrpc=FALSE
wait=FALSE
exec="/usr/sbin/in.ftpd -a"
user="root"
default bind_addr=""
default bind_fail_max=-1
default bind_fail_interval=-1
default max_con_rate=-1
default max_copies=-1
default con_rate_offline=-1
default failrate_cnt=40
default failrate_interval=60
default inherit_env=TRUE
default tcp_trace=FALSE
default tcp_wrappers=FALSE
default connection_backlog=10
なんかテキスト通りに表示されているのでよしとしよう。
起動が
svcadm enable network/ftp
で、停止が
svcadm disable network/ftp
これだと毎回起動しなければならなくなるが FTP はいまんとこ常時使用の予定でないし、セキュリティのためにもこれでよしと。
6. パスワードの文字制限を変更する
Solaris10 の 2015年8月23日現在のパスワードの文字制限は「文字数6文字以上・英字以外の文字を必要とする」ということになっているが。、事情があって制限を変更しなければならなくなったのでメモ。
/etc/default/passwd を編集します。編集する項目の主なものは以下の通り。
項目 | 設定値 | デフォルト |
最少文字数 | PASSLENGTH | 8 |
パスワード内に含める最小限の英数字以外の文字数 | MINSPECIAL | 2 |
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