3. DVD をリポジトリとしてインストールする
いささか事情があって「CentOS 6.8」を使用しているのですがインターネットに接続できない環境なのです。
なのでリポジトリをインストール用の「DVD」のみとしたいのですが、依存しているパッケージをどうしてもネットワークからとってこようとするので以下の設定を行いました。
「DVD」は挿入すると自動的にマウントされるようになっていて 2 をつっこむと
/media/CentOS_6.8_Final/
がマウントされている状態です。
下記のファイルを編集します。
/etc/yum.repos.d/CentOS-Media.repo
[c6-media]
name=CentOS-$releasever - Media
baseurl=file:///media/CentOS/
file:///media/cdrom/
file:///media/cdrecorder/
gpgcheck=1
enabled=0
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-6
を下記のように書き換えます。
[c6-media]
name=CentOS-$releasever - Media
baseurl=file:///media/CentOS/
file:///media/cdrom/
file:///media/cdrecorder/
file:///media/CentOS_6.8_Final/
gpgcheck=1
enabled=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-6
これで、インターネットに接続していない状態で「yum」コマンドを使用しても DVD を使用してくれるようになります。
DVD2 でもうまくいくかと思っていたのですが DVD2 には
/media/CentOS_6.8_Final/repodata/repomd.xml
が存在しないためうまく動作できないようです。
4. 使用しているリポジトリを一覧表示
リポジトリを追加しているうちに、どれだけリポジトリを追加したのかわからなくなっちゃました。
調べる方法があります。
コマンドは
dnf repolist all
実際に、「CentOS 8」でやってみました(このときは、まだ「yum」を使用)。
$ yum repolist all
メタデータの期限切れの最終確認: 0:29:47 時間前の 2019年10月31日 16時04分55秒 に実施しました。
repo id repo の名前 状態
AppStream CentOS-8 - AppStream 有効化: 4,679
AppStream-source CentOS-8 - AppStream Sources 無効化
BaseOS CentOS-8 - Base 有効化: 1,655
BaseOS-source CentOS-8 - BaseOS Sources 無効化
・・・ 以下略 ・・・
実際には、「無効化」の部分は、赤く表示されるので、分かりやすいです。
5. リポジトリの有効化・無効化
リポジトリの有効化・無効化に関しては、各所に「yum-config-manager」を使うと書いているのですが・・・。
少なくとも、現在(2019年11月2日)の「CentOS 8.0」では、「yum-config-manager」が使えなかったので、「dnf」で代替します。
有効化。
dnf config-manager --enable リポジトリ名
無効化。
dnf config-manager --disaable リポジトリ名
けどまぁ、これって実際のところは、コマンドは「dnf」ですわな。
つまり、「dnf」と「yum」は、同じリポジトリを使用しているってことです。
リポジトリの追加。
yum-config-manager --add-repo リポジトリURL
有効化。
yum-config-manager --enable リポジトリ名
無効化。
yum-config-manager --disable リポジトリ名
6. yum list
下記のコマンドで
yum list オプション
パッケージの一覧を表示します。
オプションにより、表示する内容を制御します。