Linux - 覚書 - パッケージ管理 - yum
- 1. 基本
- 2. DVD をリポジトリとしてインストールする
1. 基本
yum はパッケージをインストールするコマンドのひとつです。
Linux ではすべて共通的に通用するものかと思っていましたら、もともと「Yellow Linux」というディストリビューションに実装されて、その後、Fedora と CentOS に実装されたそうです。
Ubuntu ではパッケージの操作は、Debian 標準の apt(Advanced Packaging Tool)が標準のようです。
「Linux」のパッケージは「rpm」という形式で作成されており「yum」の他に「rpm」というインストール用のコマンドも用意されていますが「yum」の方がパッケージの依存関係を先に解決してくれるので使い勝手がよいようです。
わたしの印象では「yum」は「FreeBSD」の「pkg」コマンドに近いものであるという認識です。(というよりは「pkg」の方が「yum」を真似っこしているのかな?)
わたしが使用できるコマンドオプションは以下の2つのみ。
パッケージをインストールするときが
yum install パッケージ名.rpm
パッケージをアンインストールするときが
yum remove パッケージ名
インストール済のパッケージをリストするには
yum list installed
2. DVD をリポジトリとしてインストールする
いささか事情があって「CentOS 6.8」を使用しているのですがインターネットに接続できない環境なのです。
なのでリポジトリをインストール用の DVD のみとしたいのですが、依存しているパッケージをどうしてもネットワークからとってこようとするので以下の設定を行いました。
DVD は挿入すると自動的にマウントされるようになっていて 2 をつっこむと
/media/CentOS_6.8_Final/
がマウントされている状態です。
下記のファイルを編集します。
/etc/yum.repos.d/CentOS-Media.repo
[c6-media]
name=CentOS-$releasever - Media
baseurl=file:///media/CentOS/
file:///media/cdrom/
file:///media/cdrecorder/
gpgcheck=1
enabled=0
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-6
を下記のように書き換えます。
[c6-media]
name=CentOS-$releasever - Media
baseurl=file:///media/CentOS/
file:///media/cdrom/
file:///media/cdrecorder/
file:///media/CentOS_6.8_Final/
gpgcheck=1
enabled=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-6
これで、インターネットに接続していない状態で「yum」コマンドを使用しても DVD を使用してくれるようになります。
DVD2 でもうまくいくかと思っていたのですが DVD2 には
/media/CentOS_6.8_Final/repodata/repomd.xml
が存在しないためうまく動作できないようです。
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