- 1. 概要
- 2. 仕組み
- 3. コマンド
1. 概要
「Void Linux」には、他のディストリビューションで見かける「systemctl」や「service」といったコマンドは、ないようです。
本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。
「Void Linux で Bluetooth を使うためのメモ」
上記サイトで得た知識を、丸パクリさせていただきます。
2. 仕組み
「Void Linux」では、
/etc/sv
に存在するものが、サービスとして登録されているようです。
デフォルトに追加することの「vsftpd」で、下記の状態でした（実体はどれもディレクトリ）。
$ ls /etc/sv
. agetty-generic agetty-tty2 agetty-ttyAMA0 dhcpcd-eth0 lvmetad rtkit vsftpd
.. agetty-hvc0 agetty-tty3 agetty-ttyS0 dmeventd lxdm sshd vsftpd-ipv6
NetworkManager agetty-hvsi0 agetty-tty4 agetty-ttyUSB0 elogind mdadm sulogin wpa_supplicant
acpid agetty-serial agetty-tty5 dbus ip6tables polkitd udevd
agetty-console agetty-tty1 agetty-tty6 dhcpcd iptables pulseaudio uuidd
これを機能させるには、この「/etc/sv」にあるものを「/var/service」へシンボリックリンクをはるようです。
以下、「vsftpd」を有効化して、起動するには
ln -s /etc/sv/vsftpd /var/service/
sv up vsftpd
3. コマンド
前項、「sv」というプログラムにコマンドを与えることで、サービスの管理を行います。
基本形は
sv コマンド サービス名
コマンドには、下記のものがあるようです。
| コマンド | 機能 | 備考 |
|---|
| up | 起動 | |
| down | 停止 | |
| restart | 再起動 | |
| status | ステータス表示 | |
ちょっと、他のものとは、趣がことなるのが、「vsftpd」でシンボリックリンクを張った直後に「status」を見えれば、「停止しちょるよ」と出るかと思いきや
$ sv status vsftpd
warning: vsftpd: unable to open supervise/ok: file does not exist
まぁ。これが「停止しちょるよ」に相当するか・・・。
起動後に見ると
$ sv status vsftpd
run: vsftpd: (pid 2174) 120s
てな感じ。
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