Zorin OS - 16 - 基本操作

 クラウディア
1. 概要
2. 共通事項
3. カスタマイズ前後
4. 更新
5. ツール
6. vsftpd カスタマイズ
7. フォント

1. 概要

 基本的な操作や、カスタマイズ方法について記述します。

2. 共通事項

 「Zorin OS」の無償版のデスクトップ環境は、「GNOME」になります。  「GNOME」の基本的な操作や、カスタマイズ方法については、「GNOME - 共通事項」をご参照ください。  本プラットフォームでは、以下の項目を適用しました。 ・スクリーンロック ・メニュー ・ブラウザによる拡張機能制御 ・フォント  「GNOME Shell 拡張機能」を有効にするには、「chrome-gnome-shell」が必要です(ブラウザが「Firefox」であっても)。  インストールするには、「root」ユーザ権限で。

apt install -y chrome-gnome-shell
 メニューには「Arc Menu」 を設定して、デザインは「Windows」を使用します。  「Menu Theme」で「Override Menu Theme」を有効にして、白茶けたメニューからダークなメニューへ変更しました。  以前は、「Zorin Panel」でパネル高さを調整する方法がわかりませんでしたが、今回やっとわかりました。  パネルを右クリックして  「タスクバーの設定」
「Zorin OS 16」-「タスクバーの設定」

 「スタイル」タブで
 「パネルのサイズ」を小さくすることで、連動して、パネルのサイズが小さくなります。

「Zorin OS 16」-「タスクバーの設定」「スタイル」

 「位置」タブで
 「パネルの表示位置」を変更することで、上下左右へ移動できます。

「Zorin OS 16」-「タスクバーの設定」「位置」

 フォントは、「MigMix 1M 10px」を基調としました。
 「root」ユーザで以下のコマンドでインストールします。


apt -y install fonts-migmix
 フォントの設定は、「Zorin」には別途、設定する項目があります。  それは、本ページの下の方で・・・。

3. カスタマイズ前後

 デフォルトのデスクトップ・メニューです。
「Zorin OS 16」-「デフォルトのデスクトップ・メニュー」

 カスタマイズ後のデスクトップ・メニューです。

「Zorin OS 16」-「カスタマイズ後のデスクトップ・メニュー」

4. 更新

 話が前後しますが、まず、システムを更新しておきます。  「root」ユーザ権限で。

apt update

apt upgrade -y
 これは、定期的に行うようにします。

5. ツール

 わたしの使用するツールをインストールします。  「root」ユーザ権限で。

apt install -y net-tools openssh-server rcs vim vsftpd
 「net-tools(ifconfig)」「rcs」「openssh-server」は、インストールのみで、そのまま使えます。  「vim」を「行番号を表示」「ビジュアルモードを無効」という設定にします。  「bash」に以下の設定を行います。 ・rcs のチェックイン・チェックアウトのデフォルトをロックモードへ ・ls のデフォルトをドットファイル・カラー表示を基本に ・上下の矢印キーでコマンド履歴の補完 ・プロンプトの形式を「ユーザ名@ホスト名 /カレントディレクトリ > 」へ

mkdir -pv ~/.vim/after/indent
mkdir -pv ~/.vim/after/plugin
touch ~/.vim/after/indent/vim.vim

sh
cat << 'EOF' >> ~/.vim/after/indent/vim.vim
set number
set mouse-=a
EOF
exit
cp ~/.vim/after/indent/vim.vim ~/.vim/after/plugin/.

sh
cat << 'EOF' >> ~/.bashrc

alias ci='ci -l'
alias co='co -l'
alias ls='ls -a --color'

bind '"\e[A": history-search-backward'
bind '"\e[B": history-search-forward'

export PS1='\u@\h $PWD > '
EOF
exit

source ~/.bashrc

6. vsftpd カスタマイズ

 「vsftpd」の設定を変更します。(IPv4 で接続、アップロード可)

vi /etc/vsftpd.conf

# Run standalone?  vsftpd can run either from an inetd or as a standalone
# daemon started from an initscript.
listen=NO
#
# This directive enables listening on IPv6 sockets. By default, listening
# on the IPv6 "any" address (::) will accept connections from both IPv6
# and IPv4 clients. It is not necessary to listen on *both* IPv4 and IPv6
# sockets. If you want that (perhaps because you want to listen on specific
# addresses) then you must run two copies of vsftpd with two configuration
# files.
listen_ipv6=YES
#
# Allow anonymous FTP? (Disabled by default).
anonymous_enable=NO
#
# Uncomment this to allow local users to log in.
local_enable=YES
#
# Uncomment this to enable any form of FTP write command.
#write_enable=YES
 14行目を、「NO」から「YES」へ。  22行目をコメントアウト。  31行目のコメントをはずします。  ドットファイルを表示したいので、末尾に1行追加します。

force_dot_files=YES
 編集が終わったら、再起動して、編集内容を有効にします。

service vsftpd restart

7. フォント

 「Zorin」では、フォントの変更は、共通的なものと別途行う必要があります。  「スタート」→「Z」→「Zorin Appearance」
「Zorin OS 16」-「スタート」→「Z」→「Zorin Appearance」

 下記のフォントを設定しました。

「Zorin OS 16」-「Zorin Appearance」

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