- 1. 概要
- 2. 共通事項
- 3. カスタマイズ前後
- 4. 更新
- 5. ツール
- 6. vsftpd カスタマイズ
- 7. フォント
1. 概要
基本的な操作や、カスタマイズ方法について記述します。
2. 共通事項
「Zorin OS」の無償版のデスクトップ環境は、「GNOME」になります。
「GNOME」の基本的な操作や、カスタマイズ方法については、「GNOME - 共通事項」をご参照ください。
本プラットフォームでは、以下の項目を適用しました。
・スクリーンロック
・メニュー
・ブラウザによる拡張機能制御
・フォント
「GNOME Shell 拡張機能」を有効にするには、「chrome-gnome-shell」が必要です(ブラウザが「Firefox」であっても)。
インストールするには、「root」ユーザ権限で。
apt install -y chrome-gnome-shell
メニューには「Arc Menu」 を設定して、デザインは「Windows」を使用します。
「Menu Theme」で「Override Menu Theme」を有効にして、白茶けたメニューからダークなメニューへ変更しました。
以前は、「Zorin Panel」でパネル高さを調整する方法がわかりませんでしたが、今回やっとわかりました。
パネルを右クリックして
「タスクバーの設定」
「スタイル」タブで
「パネルのサイズ」を小さくすることで、連動して、パネルのサイズが小さくなります。
「位置」タブで
「パネルの表示位置」を変更することで、上下左右へ移動できます。
フォントは、「MigMix 1M 10px」を基調としました。
「root」ユーザで以下のコマンドでインストールします。
apt -y install fonts-migmix
フォントの設定は、「Zorin」には別途、設定する項目があります。
それは、本ページの下の方で・・・。
3. カスタマイズ前後
デフォルトのデスクトップ・メニューです。
カスタマイズ後のデスクトップ・メニューです。
4. 更新
話が前後しますが、まず、システムを更新しておきます。
「root」ユーザ権限で。
apt update
apt upgrade -y
これは、定期的に行うようにします。
5. ツール
わたしの使用するツールをインストールします。
「root」ユーザ権限で。
apt install -y net-tools openssh-server rcs vim vsftpd
「net-tools(ifconfig)」「rcs」「openssh-server」は、インストールのみで、そのまま使えます。
「vim」を「行番号を表示」「ビジュアルモードを無効」という設定にします。
「bash」に以下の設定を行います。
・rcs のチェックイン・チェックアウトのデフォルトをロックモードへ
・ls のデフォルトをドットファイル・カラー表示を基本に
・上下の矢印キーでコマンド履歴の補完
・プロンプトの形式を「ユーザ名@ホスト名 /カレントディレクトリ > 」へ
mkdir -pv ~/.vim/after/indent
mkdir -pv ~/.vim/after/plugin
touch ~/.vim/after/indent/vim.vim
sh
cat << 'EOF' >> ~/.vim/after/indent/vim.vim
set number
set mouse-=a
EOF
exit
cp ~/.vim/after/indent/vim.vim ~/.vim/after/plugin/.
sh
cat << 'EOF' >> ~/.bashrc
alias ci='ci -l'
alias co='co -l'
alias ls='ls -a --color'
bind '"\e[A": history-search-backward'
bind '"\e[B": history-search-forward'
export PS1='\u@\h $PWD > '
EOF
exit
source ~/.bashrc
6. vsftpd カスタマイズ
「vsftpd」の設定を変更します。(IPv4 で接続、アップロード可)
vi /etc/vsftpd.conf
# Run standalone? vsftpd can run either from an inetd or as a standalone
# daemon started from an initscript.
listen=NO
#
# This directive enables listening on IPv6 sockets. By default, listening
# on the IPv6 "any" address (::) will accept connections from both IPv6
# and IPv4 clients. It is not necessary to listen on *both* IPv4 and IPv6
# sockets. If you want that (perhaps because you want to listen on specific
# addresses) then you must run two copies of vsftpd with two configuration
# files.
listen_ipv6=YES
#
# Allow anonymous FTP? (Disabled by default).
anonymous_enable=NO
#
# Uncomment this to allow local users to log in.
local_enable=YES
#
# Uncomment this to enable any form of FTP write command.
#write_enable=YES
14行目を、「NO」から「YES」へ。
22行目をコメントアウト。
31行目のコメントをはずします。
ドットファイルを表示したいので、末尾に1行追加します。
force_dot_files=YES
編集が終わったら、再起動して、編集内容を有効にします。
service vsftpd restart
7. フォント
「Zorin」では、フォントの変更は、共通的なものと別途行う必要があります。
「スタート」→「Z」→「Zorin Appearance」
下記のフォントを設定しました。
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