ArcoLinux - 23.09.03 - 共通事項 - ツール・フォント


クラウディア 


1. 概要
2. ミラーリスト更新
3. sshd
4. 更新
5. インストール
6. MigMix
7. vim・bash 設定
8. ftpd

1. 概要

 とにかく、やたら更新頻度が高いので、すぐ「アップデートせろ」だの「アップグレードせろ」だの言われます。  本当にそんなに頻繁に更新しているのだろうか?  真相はわかりませんが、1日に数回更新されているように見えます。  細かい更新ならばよいのですが、1回更新しようとすると、下手をすれば「GB」単位でダウンロードしようとするので厄介です。  「ArcoLinux」は、「Arch Linux」系であり、「Arch Linux」では、パッケージ管理コマンドは「pacman」になります。  「pacman」による操作を可能とするには、まず、データベースの更新が必要になります。  ここでは、アップデート・アップグレードして、わたしの使用するツール・フォントの類をインストール・設定していきます。

2. ミラーリスト更新

 どうも、ミラーリストは、更新しておいた方が、よさそうです。  しかし、手動でやるのも面倒。  実は、「Welcome to ArcoLinux」で更新するのが、一番手っ取り早そうです。  「Welcome to ArcoLinux」で、真ん中の一番でっかい「Update Arch Linux mirrors」

 パスワードを入力して
 「認証する」


 右上に「DONE」の表示が現れたら、更新完了です。


3. sshd

 「sshd」は、インストールされいて、有効化・起動されていないのみです。  有効化・起動します。

systemctl enable sshd
systemctl start  sshd
 困っちゃったのが、「XFCE」でログインして開いた端末で、「sudo su」して「root」ユーザ権限で、コマンド操作しようとすると。  キーがいうことを効かなくなっちゃうのです。  それで、しかたなく Ctrl+Alt+F3 でコンソールログインして、本ページの操作を行いました。  グラフィックログインに戻すのは、Ctrl+Alt+F2 です。

4. 更新

 「root」ユーザ権限で。  ブラケットペーストモードをオフにしておきます(詳細は、「シェル - bash」の「ブラケットペーストモード」の項をご参照ください)。

vim /etc/inputrc
 下記の1行を末尾に加えます。

set enable-bracketed-paste off
 データベースの更新。

pacman -Fy
 アップグレード。

yes | pacman -Syu

5. インストール

 インストールされていないものは、インストールします。  タイル型でオンラインインストールできないものは、「Termite」がない。  その場合、デフォルトで設定されている端末が文字化けするので、この機会に「Termite」もインストールしておきます。

yes | pacman -S dpkg linux-headers numlockx rcs noto-fonts-cjk termite xorg-fonts-misc vsftpd

6. MigMix

 これは、「pacman」のリポジトリには存在しないので、「Ubuntu」のものをインストールします。  「Ubuntu」のものを使うので、「dpkg」でインストールします。  パッケージをダウンロードしてインストール。

curl http://archive.ubuntu.com/ubuntu/pool/universe/f/fonts-migmix/fonts-migmix_20200307-1_all.deb --output /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb
dpkg -i /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb

7. vim・bash 設定

 「vim」に対して、「オートインデント」「行番号を表示」「ビジュアルモードを無効」という設定にします。  「bash」に以下の設定を行います。 ・rcs のチェックイン・チェックアウトのデフォルトをロックモードへ ・ls のデフォルトをドットファイル・カラー表示を基本に ・「vi」で「vim」を起動 ・上下の矢印キーでコマンド履歴の補完 ・プロンプトの形式を「ユーザ名@ホスト名 /カレントディレクトリ > 」へ

mkdir -pv ~/.vim/after/indent
mkdir -pv ~/.vim/after/plugin

sh
cat << 'EOF' >> ~/.vim/after/indent/vim.vim
set autoindent
set number
set mouse-=a
EOF
exit

cp ~/.vim/after/indent/vim.vim ~/.vim/after/plugin/.

sh
cat << 'EOF' >> ~/.bashrc

alias ci='ci -l'
alias co='co -l'
alias ls='ls -a --color'
alias vi='vim'

bind '"\e[A": history-search-backward'
bind '"\e[B": history-search-forward'

export PS1='\u@\h $PWD > '
EOF
exit

source ~/.bashrc

8. ftpd

 設定を変更、「ipv4」「local」「writable」にします。  「root」ユーザ権限で。

vi /etc/vsftpd.conf
 15、18行の先頭の「#」を削除して、行を生かします。

# Uncomment this to allow local users to log in.
#local_enable=YES
#
# Uncomment this to enable any form of FTP write command.
#write_enable=YES
 あと、少し、制限が厳しくなったようで、ディレクトリが見えなかったりします。  末尾に下記の行を加えます。

seccomp_sandbox=NO
allow_writeable_chroot=YES
 「ftpd」も「sshd」と同じく、インストールされて、有効化・起動されていないのみです。  設定も、わたしの希望する設定になっているので、特にいじることもありません。  有効化・起動します。

systemctl enable vsftpd
systemctl start  vsftpd
 もし、「.」で始まるファイル、通常、ドットファイルと呼ばれるものを表示する場合は「/etc/vsftpd.conf」に下記の1行を追加して

force_dot_files=YES
 再起動します。

systemctl restart  vsftpd

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