ArcoLinux - 20.11.9 - 共通事項 - ツール・フォント


クラウディア 


1. 概要
2. sshd
3. 更新
4. インストール
5. MigMix
6. vim
7. ftpd

1. 概要

 とにかく、やたら更新頻度が高いので、すぐ「アップデートせろ」だの「アップグレードせろ」だの言われます。  本当にそんなに頻繁に更新しているのだろうか?  「ArcoLinux」は、「Arch Linux」系であり、「Arch Linux」では、パッケージ管理コマンドは「pacman」になります。  「pacman」による操作を可能とするには、まず、データベースの更新が必要になります。  ここでは、アップデート・アップグレードして、わたしの使用するツール・フォントの類をインストール・設定していきます。

2. sshd

 「sshd」は、インストールされいて、有効化・起動されていないのみです。  有効化・起動します。

systemctl enable sshd
systemctl start  sshd
 困っちゃったのが、「XFCE」でログインして開いた端末で、「sudo su」して「root」ユーザ権限で、コマンド操作しようとすると。  キーがいうことを効かなくなっちゃうのです。  それで、しかたなく Ctrl+Alt+F2 でコンソールログインして、本ページの操作を行いました。  グラフィックログインに戻すのは、Ctrl+Alt+F7 です。

3. 更新

 「root」ユーザ権限で。  データベースの更新。

pacman -Fy
 アップグレード。

yes | pacman -Syu
 アップグレード直後に、ブラケットペーストモードをオフにしておきます(詳細は、「シェル - bash」の「ブラケットペーストモード」の項をご参照ください)。

vi /etc/inputrc
 下記の1行を末尾に加えます。

set enable-bracketed-paste off

4. インストール

 インストールされていないものは、インストールします。

yes | pacman -S dpkg numlockx rcs xorg-fonts-misc vsftpd

5. MigMix

 これは、「pacman」のリポジトリには存在しないので、「Debian」のものをインストールします。  「Debian」のものを使うので、「dpkg」でインストールします。  パッケージをダウンロードしてインストール。

curl http://ftp.br.debian.org/debian/pool/main/f/fonts-migmix/fonts-migmix_20150712-2_all.deb --output /tmp/fonts-migmix_20150712-2_all.deb
dpkg -i /tmp/fonts-migmix_20150712-2_all.deb

6. vim

 「オートインデント」「行番号を表示」「ビジュアルモードを無効」という設定にします。

mkdir -pv ~/.vim/after/indent
mkdir -pv ~/.vim/after/plugin

sh
cat << 'EOF' >> ~/.vim/after/indent/vim.vim
set autoindent
set number
set mouse-=a
EOF
exit

cp ~/.vim/after/indent/vim.vim ~/.vim/after/plugin/.
 「bash」に以下の設定を行います。 ・rcs のチェックイン・チェックアウトのデフォルトをロックモードへ ・ls のデフォルトをドットファイル・カラー表示を基本に ・「vi」で「vim」を起動 ・上下の矢印キーでコマンド履歴の補完 ・プロンプトの形式を「ユーザ名@ホスト名 /カレントディレクトリ > 」へ

sh
cat << 'EOF' >> ~/.bashrc

alias ci='ci -l'
alias co='co -l'
alias ls='ls -a --color'
alias vi='vim'

bind '"\e[A": history-search-backward'
bind '"\e[B": history-search-forward'

export PS1='\u@\h $PWD > '
EOF
exit

source ~/.bashrc

7. ftpd

 前のバージョンでは、「ftpd」がインストールされていたのですが、今回は、インストールされていませんでした。  「インストール」の項で「vsftpd」をインストールしています。  設定を変更、「ipv4」「local」「writable」にします。  「root」ユーザで

vi /etc/vsftpd.conf
 15、18行の先頭の「#」を削除して、行を生かします。

# Uncomment this to allow local users to log in.
#local_enable=YES
#
# Uncomment this to enable any form of FTP write command.
#write_enable=YES
 「ftpd」も「sshd」と同じく、インストールされて、有効化・起動されていないのみです。  設定も、わたしの希望する設定になっているので、特にいじることもありません。  有効化・起動します。

systemctl enable vsftpd
systemctl start  vsftpd
 もし、「.」で始まるファイル、通常、ドットファイルと呼ばれるものを表示する場合は「/etc/vsftpd.conf」に下記の1行を追加して

force_dot_files=YES
 再起動します。

systemctl restart  vsftpd

earthcar(アースカー)
Star Naming Gift