1. 概要
わたしの使用する、基本的なツール・フォント・アプリケーションのインストール・設定等です。
2. sshd
「sshd」は、デフォルトでインストールされているようです。
「root」ユーザ権限で。
ファイアウォールで、ポートが閉じられているので解放します。
firewall-cmd --add-service=ssh --zone=public --permanent
firewall-cmd --reload
今回、デフォルトで、「sshd」が有効で、起動されていましたが、そうでない場合は、有効にして、起動します。
systemctl enable sshd
service sshd start
以降の操作で支障が出ないように、「bash」の「ブラケットペーストモード」は、念のため、あらかじめオフにしておきます。
「root」ユーザ権限で。
vi /etc/inputrc
下記の1行を末尾に加えます。
set enable-bracketed-paste off
3. visudo
「sudo」は、デフォルトでインストールされています。
ただし、インストール時に、「root」とログインユーザのパスワードを異なったものにしていると、「sudo」で入力するパスワードは、「root」ユーザのものになります。
すべてのユーザで「sudo」を実行でき、パスワードが「root」ユーザのものであるって感じ。
これはこれで、ひとつの運用方法かとも思います。
しかし、他の「Linux」と同様に、特定にユーザのみ、「sudo」を許可し、そのパスワードをユーザのパスワードにするには。
「root」ユーザ権限で。
visudo
## In the default (unconfigured) configuration, sudo asks for the root password.
## This allows use of an ordinary user account for administration of a freshly
## installed system. When configuring sudo, delete the two
## following lines:
Defaults targetpw # ask for the password of the target user i.e. root
ALL ALL=(ALL) ALL # WARNING! Only use this together with 'Defaults targetpw'!
##
## Runas alias specification
##
##
## User privilege specification
##
root ALL=(ALL) ALL
68、69行の先頭に「#」をいれて、コメントアウトします。
78行の例にならって
ユーザ名 ALL=(ALL) ALL
と記述することで、指定したユーザのみ「sudo」コマンドが使用でき、かつ、ユーザのパスワードで実行できます。
4. インストール
コマンドラインで起動するアプリケーションがインストールされていないなどのときは、「cnf(command not found)」というコマンドを使用するようです。
例えば「ifconfig」であれば
$ cnf ifconfig
The program 'ifconfig' can be found in following packages:
* net-tools-deprecated [ path: /bin/ifconfig, repository: zypp (repo-oss) ]
* net-tools-deprecated [ path: /usr/bin/ifconfig, repository: zypp (repo-oss) ]
Try installing with:
zypper install net-tools-deprecated
と、「zypper」コマンドでインストールしなさいということになります。
てことで、「root」ユーザ権限で。
まずは、システムの更新。
zypper update -y
インストール。
zypper install -y vsftpd net-tools-deprecated rcs
5. vim・bash
「vim」は、デフォルトでインストールされているようです。
行番号表示、ビジュアルモード無効をデフォルト、オートインデントを有効にします。
「bash」の設定をカスタマイズします。
(「vi」で「vim」は、起動する模様)
・rcs のチェックイン・チェックアウトのデフォルトをロックモードへ
・ls のデフォルトをドットファイル・カラー表示を基本に
・上下の矢印キーでコマンド履歴の補完
・プロンプトの形式を「ユーザ名@ホスト名 /カレントディレクトリ > 」へ
各ユーザで
mkdir -pv ~/.vim/after/indent
mkdir -pv ~/.vim/after/plugin
sh
cat << 'EOF' >> ~/.vim/after/indent/vim.vim
set number
set mouse-=a
set autoindent
EOF
exit
cp ~/.vim/after/indent/vim.vim ~/.vim/after/plugin/.
mkdir -pv ~/RCS
ci -l ~/.bashrc << EOF
EOF
sh
cat << 'EOF' >> ~/.bashrc
alias ci='ci -l'
alias co='co -l'
alias ls='ls -a --color'
bind '"\e[A": history-search-backward'
bind '"\e[B": history-search-forward'
export PS1='\u@\h $PWD > '
EOF
exit
source ~/.bashrc
6. ftpd
「root」ユーザ権限で。
vi /etc/vsftpd.conf
# Uncomment this to enable any form of FTP write command.
write_enable=NO
「YES」へ変更します。
# Allow anonymous FTP? (Beware - allowed by default if you comment this out).
anonymous_enable=YES
「NO」へ変更します。
# When "listen" directive is enabled, vsftpd runs in standalone mode and
# listens on IPv4 sockets. This directive cannot be used in conjunction
# with the listen_ipv6 directive.
listen=NO
#
# This directive enables listening on IPv6 sockets. To listen on IPv4 and IPv6
# sockets, you must run two copies of vsftpd with two configuration files.
# Make sure, that one of the listen options is commented !!
listen_ipv6=YES
184行を「YES」、189行を「NO」へ変更します。
ファイアウォールのポートを開けます。
firewall-cmd --add-service=ftp --zone=public --permanent
firewall-cmd --reload
起動。
systemctl enable vsftpd
service vsftpd start
7. フォント
わたしにとっては、大変使い勝手のいい、「migmix」をインストールします。
「openSUSE」のリポジトリには、パッケージが存在しませんので、よそからもらってきます。
以下、すべて「root」ユーザ権限で。
まず、必要なツールをインストール。
(「curl」は、デフォルトでインストールされています)
zypper install -y dpkg
次に、フォントそのもののダウンロードとインストール。
curl http://archive.ubuntu.com/ubuntu/pool/universe/f/fonts-migmix/fonts-migmix_20200307-1_all.deb --output /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb
dpkg -i /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb