openSUSE - 15.6 - ツール・フォント

 クラウディア
1. 概要
2. sshd
3. visudo
4. インストール
5. vim・bash
6. ftpd
7. フォント

1. 概要

 わたしの使用する、基本的なツール・フォント・アプリケーションのインストール・設定等です。

2. sshd

 「sshd」は、デフォルトでインストールされているようです。  「root」ユーザ権限で。  ファイアウォールで、ポートが閉じられているので解放します。

firewall-cmd --add-service=ssh --zone=public --permanent
firewall-cmd --reload
 今回、デフォルトで、「sshd」が有効で、起動されていましたが、そうでない場合は、有効にして、起動します。

systemctl enable sshd
service sshd start
 以降の操作で支障が出ないように、「bash」の「ブラケットペーストモード」は、念のため、あらかじめオフにしておきます。  「root」ユーザ権限で。

vi /etc/inputrc
 下記の1行を末尾に加えます。

set enable-bracketed-paste off

3. visudo

 「sudo」は、デフォルトでインストールされています。  ただし、インストール時に、「root」とログインユーザのパスワードを異なったものにしていると、「sudo」で入力するパスワードは、「root」ユーザのものになります。  すべてのユーザで「sudo」を実行でき、パスワードが「root」ユーザのものであるって感じ。  これはこれで、ひとつの運用方法かとも思います。  しかし、他の「Linux」と同様に、特定にユーザのみ、「sudo」を許可し、そのパスワードをユーザのパスワードにするには。  「root」ユーザ権限で。

visudo

## In the default (unconfigured) configuration, sudo asks for the root password.
## This allows use of an ordinary user account for administration of a freshly
## installed system. When configuring sudo, delete the two
## following lines:
Defaults targetpw   # ask for the password of the target user i.e. root
ALL   ALL=(ALL) ALL   # WARNING! Only use this together with 'Defaults targetpw'!

##
## Runas alias specification
##

##
## User privilege specification
##
root ALL=(ALL) ALL
 68、69行の先頭に「#」をいれて、コメントアウトします。  78行の例にならって

ユーザ名 ALL=(ALL) ALL
 と記述することで、指定したユーザのみ「sudo」コマンドが使用でき、かつ、ユーザのパスワードで実行できます。

4. インストール

 コマンドラインで起動するアプリケーションがインストールされていないなどのときは、「cnf(command not found)」というコマンドを使用するようです。  例えば「ifconfig」であれば

$ cnf ifconfig

The program 'ifconfig' can be found in following packages:
  * net-tools-deprecated [ path: /bin/ifconfig, repository: zypp (repo-oss) ]
  * net-tools-deprecated [ path: /usr/bin/ifconfig, repository: zypp (repo-oss) ]

Try installing with:
    zypper install net-tools-deprecated
 と、「zypper」コマンドでインストールしなさいということになります。  てことで、「root」ユーザ権限で。  まずは、システムの更新。

zypper update -y
 インストール。

zypper install -y vsftpd net-tools-deprecated rcs

5. vim・bash

 「vim」は、デフォルトでインストールされているようです。  行番号表示、ビジュアルモード無効をデフォルト、オートインデントを有効にします。  「bash」の設定をカスタマイズします。  (「vi」で「vim」は、起動する模様) ・rcs のチェックイン・チェックアウトのデフォルトをロックモードへ ・ls のデフォルトをドットファイル・カラー表示を基本に ・上下の矢印キーでコマンド履歴の補完 ・プロンプトの形式を「ユーザ名@ホスト名 /カレントディレクトリ > 」へ  各ユーザで

mkdir -pv ~/.vim/after/indent
mkdir -pv ~/.vim/after/plugin

sh
cat << 'EOF' >> ~/.vim/after/indent/vim.vim
set number
set mouse-=a
set autoindent
EOF
exit

cp ~/.vim/after/indent/vim.vim ~/.vim/after/plugin/.

mkdir -pv ~/RCS
ci -l ~/.bashrc << EOF
EOF

sh
cat << 'EOF' >> ~/.bashrc

alias ci='ci -l'
alias co='co -l'
alias ls='ls -a --color'

bind '"\e[A": history-search-backward'
bind '"\e[B": history-search-forward'

export PS1='\u@\h $PWD > '
EOF
exit

source ~/.bashrc

6. ftpd

 「root」ユーザ権限で。

vi /etc/vsftpd.conf

# Uncomment this to enable any form of FTP write command.
write_enable=NO
 「YES」へ変更します。

# Allow anonymous FTP? (Beware - allowed by default if you comment this out).
anonymous_enable=YES
 「NO」へ変更します。

# When "listen" directive is enabled, vsftpd runs in standalone mode and
# listens on IPv4 sockets. This directive cannot be used in conjunction
# with the listen_ipv6 directive.
listen=NO
#
# This directive enables listening on IPv6 sockets. To listen on IPv4 and IPv6
# sockets, you must run two copies of vsftpd with two configuration files.
# Make sure, that one of the listen options is commented !!
listen_ipv6=YES
 184行を「YES」、189行を「NO」へ変更します。  ファイアウォールのポートを開けます。

firewall-cmd --add-service=ftp --zone=public --permanent
firewall-cmd --reload
 起動。

systemctl enable vsftpd
service vsftpd start

7. フォント

 わたしにとっては、大変使い勝手のいい、「migmix」をインストールします。  「openSUSE」のリポジトリには、パッケージが存在しませんので、よそからもらってきます。  以下、すべて「root」ユーザ権限で。  まず、必要なツールをインストール。  (「curl」は、デフォルトでインストールされています)

zypper install -y dpkg
 次に、フォントそのもののダウンロードとインストール。

curl http://archive.ubuntu.com/ubuntu/pool/universe/f/fonts-migmix/fonts-migmix_20200307-1_all.deb --output /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb
dpkg -i /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb
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