1. 概要
わたしが操作する上で、必要とするツールです。
以下、特にことわりのない限りコマンドは、「root」ユーザ権限で操作します。
以降の作業で、端末上での作業中にコピペするのに不自由なので、ブラケットペーストモードをオフにしておきます(詳細は、「シェル - bash」の項をご参照ください)。
vi /etc/inputrc
下記の1行を末尾に加えます。
set enable-bracketed-paste off
2. sshd
デフォルトでインストールされているので、有効化して起動するだけです。
systemctl enable sshd
systemctl start sshd
3. アップグレード
この手のもので、操作するときは、パッケージのインストールも「pacman」コマンドを使用したりします。
あらかじめ、リポジトリを更新し、アップグレードしておきます。
リポジトリ更新。
pacman -Fy
アップグレード。
yes | pacman -Syu
4. インストール
インストールされていないモジュール、フォントをインストールします。
yes | pacman -S dpkg net-tools numlockx rcs vim xorg-fonts-misc
5. フォント MigMix
このところ(2021年9月27日)愛用の、日本語等幅フォントです。
「Manjaro」には、パッケージが存在しないので、「Ubuntu」のものをいただいてインストールします。
フォントのダウンロードとインストール。
curl http://archive.ubuntu.com/ubuntu/pool/universe/f/fonts-migmix/fonts-migmix_20200307-1_all.deb --output /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb
dpkg -i /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb
6. vim・bash 設定
本項は、ログインユーザも含めて。
「vim」に以下の設定を行います。
・行番号を表示
・ビジュアルモード無効
・オートインデント
「bash」に以下の設定を行います。
・「rcs」のチェックイン・チェックアウトをデフォルトでロックモードへ
・「ls」のデフォルトをカラー・ドットファイルも表示へ
・「vi」で「vim」を起動
・上下の矢印キーでコマンド履歴の補完
・プロンプトの形式を「ユーザ名@ホスト名 /カレントディレクトリ > 」へ
mkdir -pv ~/.vim/after/indent
mkdir -pv ~/.vim/after/plugin
sh
cat << 'EOF' >> ~/.vim/after/indent/vim.vim
set number
set mouse-=a
set autoindent
EOF
exit
cp ~/.vim/after/indent/vim.vim ~/.vim/after/plugin/.
sh
cat << 'EOF' >> ~/.bashrc
alias ci='ci -l'
alias co='co -l'
alias ls='ls -a --color'
alias vi='vim'
bind '"\e[A": history-search-backward'
bind '"\e[B": history-search-forward'
export PS1='\u@\h $PWD > '
EOF
exit
source ~/.bashrc
7. ftpd
「sshd」と同様、デフォルトでインストールされているので、同じ要領で有効化して起動するだけです。
systemctl enable ftpd
systemctl start ftpd
デフォルトで、「IPv4 接続可」「ローカルユーザ接続可」「書き込み可」になっているので、わたしは、設定をいじっていません。
デスクトップによっては、ファイアウォールがデフォルトで有効になっており、クライアントからすぐには接続できないことがあります。
そのような場合は、「root」ユーザで下記の手順で、「ftp」のポートを開放します。
firewall-cmd --add-service=ftp --zone=public --permanent
firewall-cmd --reload
systemctl restart ftpd.service
今回のバージョンでリリースされているデスクトップでは、ファイアウォールのポート開放処理が必要なものはありませんでした。
8. numlock
デフォルトで NumLock キーをオンにします。
ログインユーザで
mkdir -pv ~/.config/autostart
sh
cat << 'EOF' >> ~/.config/autostart/numlockx.desktop
[Desktop Entry]
Type=Application
Name=numlockx
Exec=numlockx on
StartupNotify=false
Terminal=false
Categories=Utility;
EOF
exit
「i3wm」は、上記のしかけが効かないので
sh
cat << 'EOF' >> ~/.i3/config
exec --no-startup-id numlockx on
EOF
exit