Manjaro - 21.3 - 共通事項 - ツール・フォント

 クラウディア
1. 概要
2. sshd
3. アップグレード
4. インストール
5. フォント MigMix
6. vim・bash 設定
7. ftpd
8. numlock

1. 概要

 わたしが操作する上で、必要とするツールです。  以下、特にことわりのない限りコマンドは、「root」ユーザ権限で操作します。  以降の作業で、端末上での作業中にコピペするのに不自由なので、ブラケットペーストモードをオフにしておきます(詳細は、「シェル - bash」の項をご参照ください)。

vi /etc/inputrc
 下記の1行を末尾に加えます。

set enable-bracketed-paste off

2. sshd

 デフォルトでインストールされているので、有効化して起動するだけです。

systemctl enable sshd
systemctl start  sshd

3. アップグレード

 この手のもので、操作するときは、パッケージのインストールも「pacman」コマンドを使用したりします。  あらかじめ、リポジトリを更新し、アップグレードしておきます。  リポジトリ更新。

pacman -Fy
 アップグレード。

yes | pacman -Syu

4. インストール

 インストールされていないモジュール、フォントをインストールします。

yes | pacman -S dpkg net-tools numlockx rcs vim xorg-fonts-misc

5. フォント MigMix

 このところ(2021年9月27日)愛用の、日本語等幅フォントです。  「Manjaro」には、パッケージが存在しないので、「Ubuntu」のものをいただいてインストールします。  フォントのダウンロードとインストール。

curl http://archive.ubuntu.com/ubuntu/pool/universe/f/fonts-migmix/fonts-migmix_20200307-1_all.deb --output /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb
dpkg -i /tmp/fonts-migmix_20200307-1_all.deb

6. vim・bash 設定

 本項は、ログインユーザも含めて。  「vim」に以下の設定を行います。 ・行番号を表示 ・ビジュアルモード無効 ・オートインデント  「bash」に以下の設定を行います。 ・「rcs」のチェックイン・チェックアウトをデフォルトでロックモードへ ・「ls」のデフォルトをカラー・ドットファイルも表示へ ・「vi」で「vim」を起動 ・上下の矢印キーでコマンド履歴の補完 ・プロンプトの形式を「ユーザ名@ホスト名 /カレントディレクトリ > 」へ

mkdir -pv ~/.vim/after/indent
mkdir -pv ~/.vim/after/plugin

sh
cat << 'EOF' >> ~/.vim/after/indent/vim.vim
set number
set mouse-=a
set autoindent
EOF
exit

cp ~/.vim/after/indent/vim.vim ~/.vim/after/plugin/.

sh
cat << 'EOF' >> ~/.bashrc

alias ci='ci -l'
alias co='co -l'
alias ls='ls -a --color'
alias vi='vim'

bind '"\e[A": history-search-backward'
bind '"\e[B": history-search-forward'

export PS1='\u@\h $PWD > '
EOF
exit

source ~/.bashrc

7. ftpd

 「sshd」と同様、デフォルトでインストールされているので、同じ要領で有効化して起動するだけです。

systemctl enable ftpd
systemctl start  ftpd
 デフォルトで、「IPv4 接続可」「ローカルユーザ接続可」「書き込み可」になっているので、わたしは、設定をいじっていません。  デスクトップによっては、ファイアウォールがデフォルトで有効になっており、クライアントからすぐには接続できないことがあります。  そのような場合は、「root」ユーザで下記の手順で、「ftp」のポートを開放します。

firewall-cmd --add-service=ftp --zone=public --permanent
firewall-cmd --reload
systemctl restart ftpd.service
 今回のバージョンでリリースされているデスクトップでは、ファイアウォールのポート開放処理が必要なものはありませんでした。

8. numlock

 デフォルトで NumLock キーをオンにします。  ログインユーザで

mkdir -pv ~/.config/autostart

sh
cat << 'EOF' >> ~/.config/autostart/numlockx.desktop
[Desktop Entry]
Type=Application
Name=numlockx
Exec=numlockx on
StartupNotify=false
Terminal=false
Categories=Utility;
EOF
exit
 「i3wm」は、上記のしかけが効かないので

sh
cat << 'EOF' >> ~/.i3/config
exec --no-startup-id numlockx on
EOF
exit
ハイスピードプランPoint anytime