- 1. 概要
- 2. インストール
- 3. 設定
- 4. 自動起動
- 5. 表示
1. 概要
「Conky」は、「Unix」「Linux」で動作する、タスクマネージャです。
詳細は、「Conky - Wikipedia」をご参照ください。
2. インストール
こういうのは、簡単にコマンドで。
「root」ユーザで
yum -y install conky
3. 設定
デフォルトの設定では、conky を起動しても、デスクトップをクリックすると背景に上書きで消されてしまいますので、設定を変更します。
「conky -C」オプションは、機能しませんでした。
mkdir -pv ~/.config/conky/
cp /etc/conky/conky.conf ~/.config/conky/conky.conf
vi ~/.config/conky/conky.conf
conky.config = {
alignment = 'top_left',
background = false,
border_width = 1,
左上の表示を右上へ、バックグラウンド表示、ダブルバッファリングでちらつきを抑えます。
conky.config = {
alignment = 'top_right',
background = true,
double_buffer = true,
border_width = 1,
font = 'DejaVu Sans Mono:size=12',
gap_x = 60,
gap_y = 60,
文字を少し小さめに、右端との距離を詰めます。
font = 'DejaVu Sans Mono:size=10',
gap_x = 10,
gap_y = 60,
own_window_class = 'Conky',
own_window_type = 'desktop',
stippled_borders = 0,
背景の上、他のウィンドウの下に表示します。
(ウィンドウタイプは、「dock」が使えないので、「desktop」か「normal」を設定します。すなわち、透過できない)
own_window_class = 'Conky',
own_window_type = 'normal',
own_window_argb_visual = true,
own_window_argb_value = 100,
own_window_hints = 'undecorated,below,sticky,skip_taskbar,skip_pager',
show_graph_range = false,
${color grey}Info:$color ${scroll 32 Conky $conky_version - $sysname $nodename $kernel $machine}
システム情報をスクロールしているものをスクロールしないようにして、
「システム名」「カーネルバージョン」「ディストリビューション」「デスクトップ名」「Conky バージョン」を5行で表示します。
${color grey}System :$color $sysname
${color grey}Kernel :$color $kernel on $machine
${color grey}Description:$color ${execi 999999 cat /etc/redhat-release}
${color grey}Desktop :$color ${execi 999999 echo $XDG_CURRENT_DESKTOP}
${color grey}Conky :$color $conky_version
4. 自動起動
ログイン時に、自動起動するように設定します。
自動起動ファイルを以下のように作成します(echo は、ファイルへの出力なので注意)。
mkdir -pv ~/.config/autostart
cat << EOF >> ~/.config/autostart/conky.desktop
[Desktop Entry]
Exec=/usr/bin/sh -c "sleep 5 && /usr/bin/conky"
Icon=application-x-shellscript
Name=conky
Type=Application
Version=1.0
EOF
「sleep」直後の数値は、ログイン後、「Conky」が起動するまでの時間(秒単位)です。
長すぎない程度で、デスクトップの描画が完全に終わる時間を調整します。
画面を閉じて、ログインし直します。
5. 表示
ログイン後に、デスクトップ右に、「Conky」の表示が現れます。
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