Python - ファイルの更新日付を変更する - .ini から .json へ


 　クラウディア
1.　概要
2.　ファイルの構成
3.　モジュール 
1.　概要


　「.ini」ファイルは、古い形式ですよ、ってことで。
　パラメータファイルを「.ini」から「.json」へ変更することにしました。

　「.ini」や「.json」に関しては、「テキストファイル形式」をご参照ください。

　「.json」も「.json5」形式の方が使いやすいので、そちらを使うようにします。
　「.json5」のパーサは、「pip」でインストールできます。
　「FreeBSD」であれば、「ports」「pkg」に、「py-json5」のパッケージがあります。


2.　ファイルの構成


　「.ini」で、下記のように記述していたものを（結局、複数書くとやたら行数の長いファイルになります）



[セクション名]
dirname = ディレクトリの絶対パス
extname = 設定するファイルの拡張子をホワイトスペースで区切って列挙
setdate = 更新日付として設定する日付を指定



　「.json」で下記のように記述します。



{
  "セクション名に書いていたもの": { dirname: "ディレクトリの絶対パス", extname: "設定するファイルの拡張子", setdate: "更新日付として設定する日付を指定",  },
  "...": 						  { dirname: "ディレクトリの絶対パス", extname: "設定するファイルの拡張子", setdate: "更新日付として設定する日付を指定",  },
}



　これで、項目を増やすのも楽になりました。


3.　モジュール


　いささか試行錯誤しましたが（実は、前項のファイルの書き方が一番時間をとった）。
　こんな感じになりました。



import os
import time
import json5

os.chdir(os.path.dirname(__file__))                     # モジュールの位置にディレクトリを移動

config = None

with open('update.json') as f:
  config = json5.load(f)

def find_all_files(directory):                          # 元となるディレクトリより配下のファイルを収集する
  for root, dirs, files in os.walk(directory):
    yield root
    for file in files:
      yield os.path.join(root, file)

for key, value in config.items():
  dirname = value['dirname']
  extname = value['extname']
  setdate = value['setdate']

  atime = mtime = time.mktime(time.strptime(setdate, '%Y%m%d'))

  for file in find_all_files(dirname):
    root, ext = os.path.splitext(file)
    if (ext == '.' + extname):
      os.utime(file, (atime, mtime))



　くっきり動作します（ちゅうか、運用しておりますぞよ）。
earthcar（アースカー）