Python - 文法 - 配列・リスト(list) - 空か？

1.　概要

2.　[] と比較

3.　not

4.　len

5.　例題

1.　概要

　配列(list)の中身が、空（から）かどうかっちゅうのを調べるのにいくつか方法があるんですな。
　以下に、紹介しますが、結論から言うと次項で紹介する方法が、いいらしい。
　本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。

「[Python] listが空かどうか判定する方法2つ #Python」
「Pythonのfilter()でリストから条件を満たす要素を抽出・削除」


2.　[] と比較


a = []


　で初期化しておいて、何かの処理の後。


if a == []:
  print("a は空のリストです")


　と判断できるというもの。

3.　not

　「Python」の「list」は、空であれば「False」、中身が入ってれば「True」を返す性質があるからというもので。


if not a:
  print("a は空です")


　と書けます。

4.　len

　「list」の要素数を調べてサイズが「0」であれば空ということにして。


if len(a) <= 0:
  print("a は空です")


　という書き方もできます。
　参考サイトでは。


if len(a) == 0:
  print("a は空です")


　という書き方をしていますが、わたしは、絶対に負の値になることはないとわかっていても、「<=」を使うことにしていますのでね。

5.　例題

　ここまでを踏まえて。


a = []

if a == []:
  print("a は空のリストです")
else:
  print("a は空のリストではないです")

if not a:
  print("a は空です")
else:
  print("a は空ではないです")

if len(a) <= 0:
  print("a は空です")
else:
  print("a は空ではないです")

a = {}

if a == []:
  print("a は空のリストです")
else:
  print("a は空のリストではないです")

if not a:
  print("a は空です")
else:
  print("a は空ではないです")

if len(a) <= 0:
  print("a は空です")
else:
  print("a は空ではないです")


　を実行すると。


a は空のリストです
a は空です
a は空です
a は空のリストではないです
a は空です
a は空です


　という結果になって、最初の例が納得いくわけです。
　コーディング規約では、「len」が進められているそうですが・・・。
　対象が、「list」だか、「dic」だかわからないときは、「not」か「len」ですね。