- 1. 概要
- 2. ord 文字を数値へ変換
- 3. chr 数値を文字へ変換
- 4. strto... 大文字小文字変換
1. 概要
文字列と数値との相互変換や、大文字小文字の変換についてです。
2. ord 文字を数値へ変換
「PHP: ord - Manual」参照。
ord(string $character): int
説明には「文字列の先頭バイトを、0 から 255 までの値に変換する」と書いてありますな。
「PHP」なもので、「文字列の先頭バイト」という書き方をしておるわけで、文字列の先頭バイトしか意味を持ちません。
「C 言語」を知っている人であれば、「'0'」が「48」という値であることがわかると思います。
これと同じ効果を持たせるには、「PHP」の場合、明確な型定義が難しいので
ord('0')
と書くことで、「48」という値を持たせることができます。
print(ord('0'));
と書けば、下記のように出力されます。
48
3. chr 数値を文字へ変換
「PHP: chr - Manual」参照。
chr(int $codepoint): string
前項の逆です。
これまた、ややこしく「codepoint を符号なし数値と解釈することによって指定された文字を含む、 1文字からなる文字列を返します。」と説明されています。
print(chr(ord('0')));
と書けば、下記のように出力されます。
0
4. 大文字小文字変換
strtoupper(string $string): string
strtolower(string $string): string
引数で与えた文字のうちアルファベット部分を、「strtoupper」は小文字を大文字に、「strtolower」は大文字を小文字に変換して返します。
<?php
print(strtoupper('文字aなのbだよcäé'));
というソースを書いて実行すると、下記の結果が得られます。
文字AなのBだよCäé
面白いのは、アルファベット部分以外を無視するということで、ありがたいことです。
「『アルファベット部分』は現在のロケールにより決定されます」とのことで、「ウムラウト - Wikipedia」や「トレマ - Wikipedia」、「é」は、「ja_JP.UTF-8」環境では、変換されません。
|
|