C# - よく使うクラス - System.Environment

クラウディア 
1. 概要
2. Exit 強制終了
3. NewLine 改行コード
4. CurrentDirectory カレントディレクトリ
5. TickCount 経過時間
6. WorkingSet ワーキングセット

1. 概要

 その名の通り、環境系なのであろう。  本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。
Environment クラス (System) 」
「【C#】カレントディレクトリを変更する」
「カレントディレクトリ(現在の作業ディレクトリ)を取得、設定する」
「C# メモリサイズ、メモリ使用量などを取得する
 「System.Runtime.dll」にあって、「namespace」は「System」です。  「Python」でいう「os」に相当するものですね。

2. Exit 強制終了


System.Environment.Exit(終了コード);
 実際は、試験時くらいにしか使わないような気はします。  終了コードは、オペレーティング システムに返す終了コードだそうです。  「処理が正常に完了したことを示す場合は 0 (ゼロ) を使用します。」と書いてありますが、マルチプラットフォームであれば、正常終了が「0」でないこともあるはずなんですがね。

3. NewLine 改行コード

 「Python」の方でも、似たようなことを書きましたが、オペレーティングシステムによって、改行コードがまちまちであるというのは、開発者にとって、面倒なことです。  「Python」では「os.linesep」というのが使えますが、「C#」の場合

Environment.NewLine
 ちゅうのがあります。  これを使って、おまかせにすれば、楽ちんです。

4. CurrentDirectory カレントディレクトリ


System.Environment.CurrentDirectory
 には、カレントディレクトリがはいっています。  また、この値に、有効なディレクトリを設定すると、カレントディレクトリを移動することができます。  「System.IO.Directory」に下記のメソッドがあって、それぞれ取得したり、移動したりできますが、「System.Environment.CurrentDirectory」をいじる方が便利かもしれません。

System.IO.Directory.GetCurrentDirectory();
System.IO.Directory.SetCurrentDirectory(パス);

5. TickCount 経過時間

 「VC++」でいうところの、「GetTickCount」という関数と同じものが得られます。  「Environment.TickCount」の場合は、プロパティ値ということになっています。  システム起動後のミリ秒単位の経過時間を、「int」型で取得します。  プログラムの実行にかかる時間なんぞを測るときに使います。  ちょっと悩ましいのが、いつかはオーバフローするので、ずっとは使えないってとこですね。  解決策を考慮する必要があります。

6. WorkingSet ワーキングセット


System.Environment.WorkingSet
 というプロパティで、現在使用している、ワーキングセットメモリを参照することができます。
earthcar(アースカー)