C# - よく使うクラス - System.IO - FileStream

1.　概要

2.　コンストラクタ

3.　Seek シーク

4. SetLength サイズ設定

1.　概要

　「偉大なるマイクロソフト様」の説明によれば

同期および非同期の読み取り操作と書き込み操作をサポートするファイル用の Stream を提供します。


　とのことです。
　わたしは、「VC++」で言うところの「fopen_s」あたりと同等で使用しています。
　本ページは、下記のサイトを参考にさせていただきました。

「FileStream クラス (System.IO) 」
「C/C++ と C# のファイル共有モード」
「C#でテキストファイルをクリアする」


2.　コンストラクタ

　わたしが、最も使用しているのが、下記の形式です。


public FileStream (string path, System.IO.FileMode mode, System.IO.FileAccess access, System.IO.FileShare share);


 「string path」で、ファイルのパスおよびファイル名を指定します。
　「System.IO.FileMode mode」で、ファイルを開いたり作成したりする方法を指定します。

　「System.IO.FileAccess access」で、ファイルにアクセスする方法を指定します。

　「System.IO.FileShare share」で、ファイルに対するプロセスの共有を指定します。
　ビットユニークになっているので、「||」でつないで、複数指定できます。

using System;
using System.IO;

public class filestream
{
    static public void Main ()
    {
		using (FileStream fs = new FileStream(@"./Hello.txt", FileMode.Append, FileAccess.Write, FileShare.Write))
			using (StreamWriter w = new StreamWriter(fs))
			{
				w.WriteLine(@"Hello FileStream");
			}
    }
}


　てなソースを書いて実行すると、カレントディレクトリに、中身が下記のテキストのファイルが作成されます。


Hello FileStream


3.　Seek シーク

　シークとは、なんぞや、と効かれると困っちゃうな。
　ウィキペディアでは、「シーク (コンピュータ) - Wikipedia」に書かれていますが、多分、読んでもわからない。
　ここでは、開いたファイルのある位置に移動することを言っています（これでも知らない人にはわからない）。



public override long Seek (long offset, System.IO.SeekOrigin origin);


　で、一つ目の引数は、二つ目の引数に対する、オフセットだそうです。
　二つ目の引数は、下記の値を持ちます。

4. SetLength サイズ設定

　参考サイトでは、「ストリーム長を特定の値に設定します。」と記述されています。


SetLength (long value);


　で「value」にサイズを設定します。
　まぁ、わたしの場合、サイズとしては、「0」しか使ったことがないですが。

　まぁ、馬鹿をさらしますが。
　オーバーライトモードで、オープンした内容が、例えば。


ああああああああああ


　という内容のファイルを


いいいいい


　と書き換えようと思って、シークして、先頭の位置から「いいいいい」と書いたら


いいいいいあああああ


　となっちゃった。
　あたり前だわな、オーバーライトなんだから。
 この場合、「SetLength」で、サイズを「0」にしてから、書き込めばいいだけの話であった。