FreeBSD 14.0 RELEASE - postgreSQL - データベースの作成

クラウディア 
1. postgres ユーザについて
2. ロールの作成
3. データベースの作成
4. クライアントアプリケーション

1. postgres ユーザについて

 「PostgreSQL」をインストールすると「PostgreSQL」ユーザが作成されます。  グループ名「postgres」、ユーザ名「postgres」になります。

2. ロールの作成

 「PostgreSQL」には「ロール」という概念があります。  「ユーザ」という概念とほぼ同等のものと思って間違いありません。  (「create role」 SQL コマンドのラッパが「createuser」コマンドですから)  「Oracle」でいうところのスキーマに相当?  ログインユーザ名とロール名が一致するとき、ユーザの権限はロールの権限と同等になります。  ロールの作成は、「postgreSQL」を起動した上で  「postgres」ユーザ権限で、行います。

sudo -u postgres createuser [オプション] ロール名
 主なオプションに以下のものがあります。
オプション  意味 
-dロールにデータベースの作成権限を与える
-rロールにロールを作成する権限を与える
-sロールに pgsql ユーザと同等の権限を与える

 一度登録したロールを削除するには、以下のようにします。


sudo -u postgres dropuser ロール名

3. データベースの作成

 データベースを作成するには、「createdb」コマンドを使います。  データベース作成権限のあるユーザで。

createdb データベース名
 データベース名を省略した場合には、ロール(ユーザ)名と同じデータベース名がデフォルト値になります。  データベースを消去するには、「dropdb」コマンドを使います。  データベース作成権限のあるユーザで。

dropdb データベース名

4. クライアントアプリケーション

 前項までで、データベースの作成は終了です。  後は、「SQL」コマンドを御存知であればテーブルの生成、削除、レコードの追加・参照・更新・削除を行えるはずです。  インタラクティブな環境でデータベースを操作するには、「psql」というクライアントアプリケーションを使用します。  「Oracle」を使用したことのある方であれば、「PostgreSQL」における「psql」とは、「Oracle」における 「SQL Plus」のようなものであると理解してください。

psql データベース名
 で起動します。起動後は、プロンプトが

データベース名=#
 となります。ここで「SQL」文をタイプすることによってデータベースを操作できます。  ターミナルによっては、「psql」上でコマンドヒストリや行編集の機能が使えます。  「psql」から抜けるときは

データベース名=# \q
 もしくは Ctrl+D を入力します。  一連の「SQL」文をテキストファイルに書き込んで、一気に操作することもできます。その場合は、

psql -f ファイル名 -d データベース名
 と入力します。
earthcar(アースカー)