FreeBSD 13.3 RELEASE - apache24 - PHP - 初期設定

 クラウディア
1. コンフィグレーションファイルの設定
2. httpd.conf の編集
3. 動作確認

1. コンフィグレーションファイルの設定

 インストールが終わると

/usr/local/etc
/usr/local/etc/php
 にいくつかの「php」用のコンフィグレーションファイルが作成されています。  最低限

/usr/local/etc/php.ini
 への設定が必要になりますので以下の手順を実行して、「php.ini」を編集します。

cd /usr/local/etc/
cp php.ini-production php.ini
vi /usr/local/etc/php.ini

; Default Value: On
; Development Value: Off
; Production Value: Off
; http://php.net/short-open-tag
short_open_tag = Off
 「php5」以降は、<?php ... ?> というのが正式な書式ですが、「php4」の形式で <? ~ ?>という書き方が許されていました。  旧来の形式のままのソースがまだ残されていて、「php4」記述形式を許可するには、「On」に変更します。

; Default Value: On
; Development Value: On
; Production Value: Off
; http://php.net/display-errors
display_errors = Off
 異常発生時にブラウザにエラーを表示するかどうかのオプションです。  デフォルトは「Off」になっています。  動作確認を行う際は「On」にすることも検討してみます。  通常運用時は、「Off」にするべきです。

[Date]
; Defines the default timezone used by the date functions
; http://php.net/date.timezone
;date.timezone =
 タイムゾーンの設定です。  ここは、必須で有効化して設定します。  設定しておかないと後述する、「phpinfo」で「WARNING」が出力されます。  日本の時刻を使用する場合

[Date]
; Defines the default timezone used by the date functions
; http://php.net/date.timezone
date.timezone = "Asia/Tokyo"
 と記述します。

2. httpd.conf の編集

 「.php」を「HTML」ドキュメントとして認識させるために、「apache」のコンフィグレーションファイルを編集します。

vi /usr/local/etc/apache24/httpd.conf
 ディレクトリのインデックスとして「index.php」を使うために

<IfModule dir_module>
    DirectoryIndex index.html
</IfModule>
 の箇所を以下のように書き換えます。

<IfModule dir_module>
    DirectoryIndex index.html index.php
</IfModule>

<IfModule mime_module>
 と

</IfModule>
 の間に以下の2行を加えます。

    AddType application/x-httpd-php .php
    AddType application/x-httpd-php-source .phps
 以上を変更したら

service apache24 configtest
service apache24 restart
 を忘れないように。  「service apache24 graceful」では、「apache」がこけますので、全体を再起動します。

3. 動作確認

 実際に「php」が動作しているかを確認します。  ウェブサーバのドキュメントルートに「phpinfo.php」(拡張子さえ「.php」であればファイル名はなんでもかまいません)を作成して

<?php
phpinfo();
 と記述します。  ブラウザで「http://ドメイン/phpinfo.php」を表示しておおむね以下のように
「FreeBSD 13.3 apache24」-「phpinfo」

 「php」のバージョン情報や設定状態が表示されれば、設定は完了です。

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