1. コンフィグレーションファイルの設定
インストールが終わると
/usr/local/etc
/usr/local/etc/php
にいくつかの「php」用のコンフィグレーションファイルが作成されています。
最低限
/usr/local/etc/php.ini
への設定が必要になりますので以下の手順を実行して、「php.ini」を編集します。
cd /usr/local/etc/
cp php.ini-production php.ini
vi /usr/local/etc/php.ini
; Default Value: On
; Development Value: Off
; Production Value: Off
; http://php.net/short-open-tag
short_open_tag = Off
「php5」以降は、<?php ... ?> というのが正式な書式ですが、「php4」の形式で <? ~ ?>という書き方が許されていました。
旧来の形式のままのソースがまだ残されていて、「php4」記述形式を許可するには、「On」に変更します。
; Default Value: On
; Development Value: On
; Production Value: Off
; http://php.net/display-errors
display_errors = Off
異常発生時にブラウザにエラーを表示するかどうかのオプションです。
デフォルトは「Off」になっています。
動作確認を行う際は「On」にすることも検討してみます。
通常運用時は、「Off」にするべきです。
[Date]
; Defines the default timezone used by the date functions
; http://php.net/date.timezone
;date.timezone =
タイムゾーンの設定です。
ここは、必須で有効化して設定します。
設定しておかないと後述する、「phpinfo」で「WARNING」が出力されます。
日本の時刻を使用する場合
[Date]
; Defines the default timezone used by the date functions
; http://php.net/date.timezone
date.timezone = "Asia/Tokyo"
と記述します。
2. httpd.conf の編集
「.php」を「HTML」ドキュメントとして認識させるために、「apache」のコンフィグレーションファイルを編集します。
vi /usr/local/etc/apache24/httpd.conf
ディレクトリのインデックスとして「index.php」を使うために
<IfModule dir_module>
DirectoryIndex index.html
</IfModule>
の箇所を以下のように書き換えます。
<IfModule dir_module>
DirectoryIndex index.html index.php
</IfModule>
<IfModule mime_module>
と
</IfModule>
の間に以下の2行を加えます。
AddType application/x-httpd-php .php
AddType application/x-httpd-php-source .phps
以上を変更したら
service apache24 configtest
service apache24 restart
を忘れないように。
「service apache24 graceful」では、「apache」がこけますので、全体を再起動します。
3. 動作確認
実際に「php」が動作しているかを確認します。
ウェブサーバのドキュメントルートに「phpinfo.php」(拡張子さえ「.php」であればファイル名はなんでもかまいません)を作成して
<?php
phpinfo();
と記述します。
ブラウザで「http://ドメイン/phpinfo.php」を表示しておおむね以下のように