FreeBSD 12.3 RELEASE - qmail - メール配送設定 procmail
1. 概要 ウィルススキャンの結果ウィルス判定したものを破棄したり、あるメールアドレスからのメールを別のメールアドレスに転送したり、受信したメールの振り分けを行いたいことは多々あります。 「/home/ユーザ名/.qmail」に記述することであることである程度はできますが、少し応用の聞いた処理をしたいときは、「procmail」を使用します。 「procmail」のインストールは、「概要・インストール」のところで一緒にインストールするように記述していますので、ここを読んだ方は既にインストール済かと思います。 (参考にしていたサイトがあったのですが、リンク切れになってしまいました) 2. 基本設定 とりあえず、何の転送をしないにしても後で設定できるようにしておくには ~/.procmailrc というファイルを作成して PATH=/usr/bin:/usr/local/bin MAILDIR=$HOME/Maildir/ DEFAULT=$MAILDIR と記述しておきます。 一発で作成するには、下記をコピペしてください。 cat - << EOF >> ~/.procmailrc PATH=/usr/bin:/usr/local/bin MAILDIR=\$HOME/Maildir/ DEFAULT=\$MAILDIR EOF ちなみにこの「/home/ユーザ名/.procmailrc」に記述する内容をレシピと言うようです。 次に ~/.qmail を以下のように書き換えます。 | /var/qmail/bin/preline /usr/local/bin/procmail ./.procmailrc これも、一発で作成するには、下記をコピペしてください。 cat - << EOF > ~/.qmail | /var/qmail/bin/preline /usr/local/bin/procmail ./.procmailrc EOF とりあえずは、ここまでで OK。再起動も何も必要ありません。 このデフォルトを以降の新規ユーザにすべて適用するには /usr/share/skel/dot.qmail /usr/share/skel/dot.prcomailrc を作成して、先ほどと同じ内容を記述しておきます。 3. 詳細な設定を行うには 詳細な設定を行うには「メンテナンス・トラブルシュート - メールサーバ - procmail」をご参照ください。
~/.procmailrc
PATH=/usr/bin:/usr/local/bin MAILDIR=$HOME/Maildir/ DEFAULT=$MAILDIR
cat - << EOF >> ~/.procmailrc PATH=/usr/bin:/usr/local/bin MAILDIR=\$HOME/Maildir/ DEFAULT=\$MAILDIR EOF
~/.qmail
| /var/qmail/bin/preline /usr/local/bin/procmail ./.procmailrc
cat - << EOF > ~/.qmail | /var/qmail/bin/preline /usr/local/bin/procmail ./.procmailrc EOF
/usr/share/skel/dot.qmail /usr/share/skel/dot.prcomailrc