- 1. 概要
- 2. RCS
- 3. vim
- 4. GNU ls
- 5. tree
- 6. sudo
- 7. 設定
1. 概要
以降の作業を行うにあたって、ぜひインストールしておきたい、ツールやプログラムを紹介しておきます。
インストールするには、話が前後してしまいますが、「次章」で述べている、「ports」か「pkg」が必要になりますので、それらが使用できる環境は整えておきます。
以下、インストールに関して「ports」による方法を紹介します。
設定に関しては、本ページの末尾にまとめて記述します。
2. RCS
「FreeBSD 12.0 RELEASE」以降、「ports」でインストールする必要がありますが、「FreeBSD 11.4 RELEASE」では、まだデフォルトでインストールされていますので、すぐに使えます。
使用方法等については「アプリ・ツール・ユーティリティ - UNIX(FreeBSD)- バージョン管理システム RCS」をご参照ください。
3. vim
「FreeBSD」には標準で、「vi」エディタが実装されています。
基本的なエディタはクライアントマシンの別のエディタを使用するということであれば、「vi」で十分ではありますが、「FreeBSD」側でエディタを使用する場面は多々あります。
そういうときに「vim」をインストールしておくと便利です。
以下でインストールします。
cd /usr/ports/editors/vim
make config
オプションがずいぶん、増えています(画像は、デフォルトの状態)。


以下、わたしの設定。
「conky」を使うかもしれないので、「LUA」のチェックをいれます。
「console」モードで使用しますので、「CONSOLE」のチェックをいれます。
後はデフォルトのままです。
cd /usr/ports/editors/vim
make
make install
使用方法等に関しては「UNIX(FreeBSD)- vim」の項をご参照ください。
4. GNU ls
「FreeBSD」ネイティブの「ls」より「GNU ls」の色使いの方が好きなもので・・・。
以下でインストールします。
cd /usr/ports/sysutils/coreutils
make
make install
オプションは、デフォルトのままにします。
5. tree
「MSDOS」にも同じコマンドがあります。
以下でインストールします。
cd /usr/ports/sysutils/tree
make
make install
オプションはドキュメントの有無のみですのでどちらでも構いません。
6. sudo
「root」ユーザ権限のコマンドを、一般ユーザでも使えるようにします。
cd /usr/ports/security/sudo
make config
下記がデフォルトのオプションです。
デフォルトのままにしておきます。


cd /usr/ports/security/sudo
make
make install
「sudo」の設定に関しては、「FreeBSD - メンテナンス・トラブルシュート - sudo」をご参照ください。
7. 設定
「vim」の設定。
「行番号を表示」「ビジュアルモードを無効」という設定にします。
各ユーザで
mkdir -pv ~/.vim/after/indent
mkdir -pv ~/.vim/after/plugin
touch ~/.vim/after/indent/vim.vim
cat << EOF >> ~/.vim/after/indent/vim.vim
set number
set mouse-=a
EOF
cp ~/.vim/after/indent/vim.vim ~/.vim/after/plugin/.
これも各ユーザで、「ls」の表示色ファイルを作成します。
gdircolors -p > ~/.dircolors
後でユーザを追加する予定ならば、「root」ユーザで
gdircolors -p > /usr/share/skel/dot.dircolors
以下、これも各ユーザで(「csh」「tcsh」を使用しています「bash」を使用する場合は適宜置き換えの必要があります)
vi ~/.cshrc
#
alias h history 25
「RCS」のデフォルトのチェックイン・チェックアウトのモードをロックにします。
#
alias ci ci -l
alias co co -l
alias h history 25
alias j jobs -l
alias la ls -aF
「ls」のデフォルトをドットファイル・カラー表示に
alias j jobs -l
alias ls gls --color -a
alias la ls -aF
alias ll ls -lAF
「tree」が文字化けしないように、「vi」で「vim」を起動
alias ll ls -lAF
alias tree tree --charset=x
alias vi vim
setenv EDITOR vi
setenv PAGER more
デフォルトの文字コードを「日本語」「UTF-8」へ
setenv EDITOR vi
setenv LANG ja_JP.UTF-8
setenv PAGER more
endif
endif
プロンプトを「ユーザ名@ホスト名 /カレントパス > 」に、「gls」の色を設定
endif
set prompt = '%N@%M %/ > '
eval `gdircolors ~/.dircolors`
endif
編集が終了したら、反映します。
source ~/.cshrc
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