FreeBSD 11.2 RELEASE - postgreSQL - 概要・初期設定
- 1. 概要
- 2. ports
- 3. コンフィグレーションファイル更新
- 4. データベースの初期化と起動
1. 概要
PostgreSQL は、マルチプラットフォームで動作する、リレーショナルデータベースです。
FreeBSD 上でもフルスペックで操作します。
データベースといえば、Oracle が有名ですが、Oracle は Linux のサポートを始めたようですが、FreeBSD はサポートされていません。
しかも、有償で個人では手が出せない金額です。
PostgreSQL は標準的な、SQL コマンドはほとんど実装されています。
大規模なデータベースでも実用的にはなんら不自由は感じない優秀なデータベースです。
2. ports
バージョン 10.0 が出ているので 10.0 をインストールしてみます。
後でわかったことですが、10.0 には未対応のプログラムが多いので、実用的な運用を目指すのであれば、9.6 をインストールすべきだと思います(2018年8月7日時点)。
cd /usr/ports/databases/postgresql10-server
make config
デフォルトの状態です。

「GSSAPI」は、わたしの設定では何かと支障があったのでチェックしない方がいいかな。
「XML」は、役に立つかもしれないのでチェックをいれておきます。
あとは、デフォルトのままで。
cd /usr/ports/databases/postgresql10-server
make
make install
オプションはデフォルトのままにしています。
postgresql10-client も必要になりますが、server、client 間には依存関係が存在しますので、server をインストールすれば client も自動的にインストールされます。
3. コンフィグレーションファイル更新
PostgresSQL が起動できるように
/etc/rc.conf
を編集します。
以下の1行を追加します。
postgresql_enable="YES"
4. データベースの初期化と起動
バージョン 10.0 では、boot スクリプトに関して、オプションが 3、パラメータが 8 用意されています。代表的に使用するパラメータについて説明しておきます。
service postgresql start 起動
service postgresql stop 停止
service postgresql restart 再起動
service postgresql initdb 初期化
service postgresql status ステータスの確認
まず、最初に、データベースの初期化と起動を行います。
service postgresql initdb
service postgresql start
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