FreeBSD 10.4 RELEASE - Mantis - インストール
- 1. ports
- 2. apache 定義ファイル作成
- 3. データベースの作成
- 4. 初回起動時の設定
1. ports
「Mantis」は、データベースを利用したバグ管理システムです。
/usr/ports/databases/mantis
「mantis」は、「PHP」を実行可能なウェブサーバとデータベースサーバ(「mySQL」または 「portgreSQL」)を必要とします。
本項では、ウェブサーバに 「apache」、データベースサーバに 「portgreSQL」を使用します。
どのデータベースを使用するかは 「make config」で指定します。

「apache」のインストールについては「ウェブサーバ apache24」を参考にしてください。
「portgreSQL」のインストールについては「データベース postgreSQL」を参考にしてください。
2. apache 定義ファイル作成
インストールが終わると 「/usr/local/www/mantis」というディレクトリが作成されています。
ここにアクセス可能となるように 「/usr/local/etc/apache24/Includes/mantis.conf」ファイルを作成して下記のように記述します。
Alias /mantis/ "/usr/local/www/mantis/"
<Directory "/usr/local/www/mantis/">
Options None
AllowOverride None
Require all granted
</Directory>
例では特にアクセス制限をかけていませんが、プロジェクトのメンバにしかアクセスできないような設定を行うことが必要です。
3. データベースの作成
「mantis」の管理者とするユーザを先に決めて、データベースを作成し、管理者ユーザにすべての権限を与えておきます。
データベース管理者権限のあるユーザでログインして
createdb データベース名
4. 初回起動時の設定
「mantis」に「www」ユーザからフルアクセスできるようにしておきます。
chown -Rv www:www /usr/local/www/mantis
「apache」を再起動して
http://ドメイン名/mantis/
にアクセスすると初期設定画面が表示されます。
「Checking Installation」が、すべて「GOOD」であることを確認しておきます。

「Installation Options」 で以下を設定します。
「Type of Database」 ← データベースを選択します(今回は 「postgreSQL」)
「Hostname (for Database Server)」 ← 「localhost」
「Username (for Database)」 ← データベース管理者のユーザ名
「Password (for Database)」 ← データベース管理者のパスワード
「Database name (for Database)」 ← データベース名
「Admin Username (to create Database if required)」 ← データベース管理者のユーザ名
「Admin Password (to create Database if required)」 ← データベース管理者のパスワード
「Database Table Prefix」 ← デフォルトのまま
「Database Plugin Table Prefix」 ← デフォルトのまま
「Database Table Suffix」 ← デフォルトのまま
「Default Time Zone」 ← 「Tokyo」
「Print SQL Queries instead of Writing to the Database」 ← チェックしない
上記を設定して
「Attempt Installation」の「Install/Upgrade Database」
次の画面ですべての項目が 「GOOD」 になっていれば、初回起動時の設定は完了です。
最下部の 「Continue」 をクリックして初回ログイン時の設定を行います。
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