FreeBSD 10.4 RELEASE - postgreSQL - 外部からの接続設定
- 1. アクセス許可設定
- 2. ODBC 接続
1. アクセス許可設定
PostgreSQL のデータベースは、デフォルトの設定ではホスト内のユーザのみにアクセスを許可しています。
ホスト外のユーザに対して、アクセスを許可するには、以下のファイルを編集します。
バージョン 9 代までとディレクトリ構成が異なっていますので、注意が必要です。
/var/db/postgres/data10/pg_hba.conf
/var/db/postgres/data10/postgresql.conf
/var/db/postgres/data10/pg_hba.conf は、末尾の
# TYPE DATABASE USER ADDRESS METHOD
# "local" is for Unix domain socket connections only
local all all trust
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 trust
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 trust
# Allow replication connections from localhost, by a user with the
# replication privilege.
local replication all trust
host replication all 127.0.0.1/32 trust
host replication all ::1/128 trust
の個所を編集します。
データベースを参照可能にするには、許可するアドレスを下記の要領で設定します。
TYPE |
localは UNIX のドメインソケット使用の接続を示し host は TCP/IP を使用した接続を示します。 |
DATABASE | データベース名を記述します all を指定すると全データベースを指定することになります
| USER | ロール名を指定します
| CIDR-ADDRESS |
標準のドット区切り10進表記でのIPアドレスとCIDRマスクの長さを指定します |
METHOD | ユーザ認証を行う方法を指定します
ident | ident(RFC1413)による認証を行う |
trust | 認証処理を行わず、スルーでパスさせる |
reject | 接続を拒否する |
password [password_file] |
パスワードファイルによる認証を行う |
crypt |
PostgreSQL のシステムテーブル pg_shadow による認証を行う |
kbr4/kbr5 | Kerberos V4/V5 による認証を行う |
|
pg_hba.conf は上から順に見ていき、条件にマッチした行が見つかると、それが適用されます。
/var/db/postgres/data10/postgresql.conf は
# - Connection Settings -
#listen_addresses = 'localhost' # what IP address(es) to listen on;
# comma-separated list of addresses;
# defaults to 'localhost'; use '*' for all
# (change requires restart)
#port = 5432 # (change requires restart)
の記述を変更することで ODBC 接続できるようになります。
ODBC 接続を可能にするには
listen_addresses = '*'
port = 5432
と、ポート番号 5432 を有効にし、listen_addresses に '*' を設定します。
ホストが複数の NIC とネットワークアドレスを所有していて、ネットワークアドレスによって開放するかどうかを決定するのであれば、listen_addresses に localhost を記述後、そのアドレスをカンマ区切りで記述します。
2. ODBC 接続
クライアントマシンが Windows で Microsoft Office の Access を持っていれば ODBC を使って PostgreSQL 上のデータを参照したり操作したりすることが出来ます。
ODBC ドライバのダウンロード・インストール等については「postgreSQL - ODBC 接続」に記載しましたので、そちらをご参照ください。
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