FreeBSD 10.2 RELEASE - Webmin
「Webmin」は、ブラウザを通してサーバマシンを管理できるツールです。説明は「Wikipedia」を参照してください。
- 1. ports
- 2. /etc/rc.conf の編集
- 3. 初期設定
1. ports
/usr/ports/sysutils/webmin/
以下の要領で初期セットアップを行います。
> /usr/local/lib/webmin/setup.sh
...
Log file directory [/var/log/webmin]: ← webmin のログ出力先です
...
Full path to perl (default /usr/bin/perl): ← perl の所在です
...
Web server port (default 10000): ← アクセスするポート番号です
Login name (default admin): ← アクセスするユーザ名を入力します
Login password: パスワードを入力します
Password again: パスワードを再入力します
Use SSL (y/n): ← SSL使用の有無です
ポート番号等、変更可能ですが、ポートスキャンされればポートは確認されてしまいますので、ポート番号を変更するしないより、後述する IP アドレス制限により接続可能なマシンを制限すべきです。
SSL はセキュリティのために使用すべきです。
新たにログファイルが増えますので、「newsyslog」で、以下のファイルをローテーションさせるようにします。
/var/log/webmin/miniserv.log
/var/log/webmin/webmin.log
2. /etc/rc.conf の編集
/etc/rc.conf に以下の1行を追加します。
webmin_enable="YES"
Webmin の起動スクリプトは、/usr/local/etc/rc.d/webmin です。
> /usr/local/etc/rc.d/webmin start
で起動します。
3. 初期設定
ブラウザで Webmin にログインします。
https://サーバドメイン名またはIPアドレス:10000/ でログイン画面が表示されます。(ポート番号はデフォルトのままとして記述しています)
設定したユーザ名とパスワードでログインすると、初期の画面が表示されます。
Webmin → Change Language and Theme → で「言語とテーマの変更画面」を表示します。
言語で「Personal choice」を選択し「Japanese(JA_JP.UTF8)」か「Japanese(JA_JP.EUC)」を選択します。
テーマはお好みで。Webmin-1.69 では5つのテーマの中から選ぶことができます。
選択したら「Make Changes」をクリックして変更を反映します。
ブラウザの更新ボタンを押して、更新すると日本語で表示されます。
次に Webmin → Webmin設定 → IPアドレスのアクセス制御で
「リストされたアドレスからのみ許可」を選んで、アクセスを許可するアドレスを絞り込んでください。
セキュリティ上、ここはぜひやっておくべきです。IPアドレスが LAN アドレスであれば、いっそう安心です。
ここまでやっておけば、ある程度の管理はできるようになります。
ただし、ユーザおよびグループの管理はお勧めですが、起動およびシャットダウンやアプリケーションの起動・停止・再起動等は、権限の問題があって、うまく動作しないことがありますので、お勧めしませんし、実行するのであれば、十分に注意を払ってください。
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