FreeBSD 8.4 RELEASE - postgreSQL - 外部からの接続設定
- 1. アクセス許可設定
- 2. ODBC ドライバ
1. アクセス許可設定
postgreSQL のデータベースは、デフォルトの設定ではホスト内のユーザのみにアクセスを許可しています。
ホスト外のユーザに対してオープンするには、以下のファイルを編集します。
/usr/local/pgsql/data/pg_hba.conf
/usr/local/pgsql/data/postgresql.conf
/usr/local/pgsql/data/pg_hba.conf は
# TYPE DATABASE USER CIDR-ADDRESS METHOD
# "local" is for Unix domain socket connections only
local all all trust
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 trust
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 trust
の個所を編集します。データベースをどこの誰からでも参照可能にするには、1カラム目のコメント用 # をはずすだけですが、これでは危険極まりないので、許可するアドレスを下記の要領で設定します。
local host |
localは UNIX のドメインソケット使用の接続を示し host は TCP/IP を使用した接続を示します。 |
DATABASE | データベース名を記述します all を指定すると全データベースを指定することになります
| USER | ロール名を指定します
| CIDR-ADDRESS |
標準のドット区切り10進表記でのIPアドレスとCIDRマスクの長さを指定します |
trust | ユーザ認証を行う方法を指定します
ident | ident(RFC1413)による認証を行う |
trust | 認証処理を行わず、スルーでパスさせる |
reject | 接続を拒否する |
password [password_file] |
パスワードファイルによる認証を行う |
crypt |
PostgreSQL のシステムテーブル pg_shadow による認証を行う |
kbr4/kbr5 | Kerberos V4/V5 による認証を行う |
|
pg_hba.conf は上から順に見ていき、条件にマッチした行が見つかると、それが適用されます。
/usr/local/pgsql/data/postgresql.conf は
# - Connection Settings -
#listen_addresses = 'localhost' # what IP interface(s) to listen on;
# defaults to localhost, '*' = any
#port = 5432
の記述を変更することで ODBC 接続できるようになります。
サーバアドレスを 192.168.0.2 とすれば ODBC 接続を可能にするには
listen_addresses = 'localhost,192.168.0.2'
port = 5432
と、ポート番号 5432 を有効にし、listen_addresses に ','(カンマ)区切りで、サーバの IP アドレスを加えます。
2. ODBC ドライバインストール
ODBC ドライバのダウンロード・インストール等については「postgreSQL - ODBC 接続」に記載しましたので、そちらをご参照ください。
|
|