FreeBSD 8.4 RELEASE - ports - pkgng への移行

クラウディア 
1. 概要
2. pkg コマンドのインストール
3. package データベースの変換
4. make.conf の編集

1. 概要

 2014年春頃から ports の make を行うと

/!¥ WARNING /!¥
pkg_install EOL is scheduled for 2014-09-01. Please consider migrating to pkgng
 というメッセージが出力されるようになりました。  これは、package のデータベース管理が新しくなり、2014年9月1日以降は、pkg_add、pkg_info、pkg_delete 等のコマンドが使えなくなることを意味しています。  新しいコマンドは pkg というコマンドになります。

2. pkg コマンドのインストール

 FreeBSD 8.4 RELEASE 以降は、pkg コマンドがデフォルトでインストールされていますが、それ以前は pkg コマンド自体が存在しないので、コマンドそのものをインストールする必要があります。
/usr/ports/ports-mgmt/pkg

3. package データベースの変換

 既にいくつかの ports をインストールしている状態の場合、package データベースを変換する必要があります。(逆にインストールしたばかりの環境であれば、make.conf 等を以降の記述に置き換えることでデータベースの変換は必要ないようです)  変換する前にまんがいちに備えて、/var/db/pkg 配下はバックアップをとっておきます。  データベースの変換は以下のコマンドで行います。

pkg2ng

4. make.conf の編集

 make.conf に package のフォーマットが新しいものであることを記述します。

WITH_PKGNG=yes
 これで、ports の更新で WARNING が出力されなくなります。  pkg コマンドの詳細は「http://www.freebsd.org/doc/ja/books/handbook/pkgng-intro.html」を参照してください。