- 1. 概要
- 2. ディレクトリ
- 3. ファイル
1. 概要
「IceWM」は、独自の定義の体系を持っています。
2. ディレクトリ
定義ファイルは、下記のディレクトリに用意されています。
プラットフォーム | システム | ユーザ | 備考 |
ArcoLinux | /etc/skel/.config/icewm/ | ~/.config/icewm/ | |
FreeBSD | /usr/local/share/icewm/ | ~/.icewm/ | |
「ArcoLinux」は、システムとユーザの構成が、いささか余分なものも含めて多く用意されています。
「FreeBSD」では、システムに存在していて、ユーザの方に用意していないものがあります。
用意されていない場合は、システムからユーザへコピーして、カスタマイズします。
3. ファイル
ファイル数が、「ArcoLinux」の方が多いので、「ArcoLinux」を例にとります。
「tree」コマンドで参照すると、下記のようになっています。
/etc/skel/.config/icewm/
|-- icons
| |-- xv_16x16.xpm
| `-- 多数存在します
|-- keys
|-- ledclock
| |-- a.xpm
| `-- 多数存在します
|-- mailbox
| |-- errmail.xpm
| `-- 多数存在します
|-- menu
|-- picom.conf
|-- preferences
|-- prefoverride
|-- programs
|-- startup
|-- taskbar
| |-- collapse.xpm
| `-- 多数存在します
|-- theme
|-- themes
| |-- Arc-Dark
| `-- サブディレクトリを含めて多数存在します
|-- toolbar
`-- winoptions
内容に関して、わたしの理解している範囲で、記述します。
(例えば、「ArcoLinux」で用意されている、「picom.conf」は、「picom」を使用していなければ、不要なので省略しています)
項目 | 内容 | 備考 |
preferences | 全体の設定 | |
icons | アイコンファイル | |
keys | ショートカットキー定義 | |
menu | メニューの内容を独自の形式で記述 | |
programs | プログラムの派生物を保存するディレクトリを記述しているようです | |
startup | 自動起動させるプログラムを記述 | |
theme | どのテーマを使用するかを記述 | |
themes | テーマごとのアイコンファイルが置かれています | |
toolbar | デフォルトや「preferences」で定義している以外のツールバーに表示するものを記述 | ※1 |
winoptions | なんだかオプションのようなのですが? | |
※1 「toolbar」は、下記のように定義します(参考サイトを掲載していましたが、リンク切れになりました)
prog "タイトル" アイコンファイル名 プログラム オプション
タイトルに記述した内容は、正常に動作していれば、アイコンにマウスオーバーしたときに、ツールチップとして表示されます。
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