- 1. 概要
- 2. へげへげつき
- 3. へげへげなし
- 4. コマンドで実現
- 5. 惜しい
- 6. うまくいくもの
1. 概要
まぁ、元々ある、「KDE」のネイティブな、画面キャプチャプログラムが「Spectacle」で、アクティブウィンドウをとるときに周りのへげへげをとらずに済む方法があります。
わたしが気付かなかっただけで、元々ある機能なのか、バージョンアップによりつけられたものなのかは、存じません。
以下、「ArcoLinux 20.11.9 KDE(Plasma)」の画像です。
2. へげへげつき
「ウィンドウのタイトルバーと縁を含める」のチェックをいれて、アクティブウィンドウのキャプチャをとると
へげへげつきです。
(まぁ、びしっと四角いだけまし)
3. へげへげなし
「ウィンドウのタイトルバーと縁を含める」のチェックをはずして、アクティブウィンドウのキャプチャをとると
へげへげなし。
残念ながら、タイトルバーも一緒になくなっちゃいますけどね。
わたしは、画面キャプチャプログラムをつくったことがないので、縁とタイトルバーを分けるのが難しいのか、難しくないのか、よくわかんないんですけどね。
わたしなら、可能であるとすれば、設定で、「縁」と「タイトルバー」は、分けるんだけどなぁ。
まぁ、しかし、他に代替がないときや急ぐときは、我慢できないこともない。
4. コマンドで実現
「Spectacle」のヘルプをちゃんと読んでみると
$ spectacle --help
KDE Screenshot Utility
Options:
-h, --help Displays help on commandline options.
--help-all Displays help including Qt specific options.
-v, --version Displays version information.
--author Show author information.
--license ライセンス情報を表示
--desktopfile <ファイル名> The base file name of the desktop entry for this
application.
-f, --fullscreen デスクトップ全体を撮影 (デフォルト)
-m, --current 現在のモニターを撮影
-a, --activewindow アクティブウィンドウを撮影
-u, --windowundercursor 現在カーソル下にあるウィンドウを撮影します (ポップアップメニューの親を含みます)
-t, --transientonly 現在カーソル下にあるウィンドウを撮影します (ポップアップメニューの親を含みません)
-r, --region スクリーンの矩形領域を撮影します
-g, --gui GUI モードで起動
-b, --background 新しいスクリーンショットを撮影し GUI を表示せずに終了
-s, --dbus Start in DBus-Activation mode
-n, --nonotify バックグラウンドモードで、スクリーンショットが撮影されたときに通知をポップアップしません
-o, --output <fileName> バックグラウンドモードで、指定されたファイルに画像を保存
-d, --delay <delayMsec> バックグラウンドモードで、撮影する前に遅延する (ミリ秒で)
-c, --clipboard バックグラウンドモードで、スクリーンショットをクリップボードにコピー
-w, --onclick クリックされるまでスクリーンショットを待機します。遅延は無効になります
-i, --new-instance Starts a new GUI instance of spectacle without
registering to DBus
-p, --pointer In background mode, include pointer in the
screenshot
-e, --no-decoration In background mode, exclude decorations in the
screenshot
まぁ、うまいこと組み合わせれば、バックグラウンドで、ポップアップなしに、全画面のキャプチャをクリップボードにとるには、下記のコマンドを流せばいい。
spectacle -c -b -n -f
バックグラウンドで、ポップアップなしに、縁・タイトルバーなしで、アクティブウィンドウのキャプチャをクリップボードにとるには、下記のコマンドを流せばいい。
spectacle -c -b -n -e -a
ということになります。
「PCLinuxOS 2021.02 KDE」では、縁・タイトルバーつきでも、まわりのへげへげがつかないので
spectacle -c -b -n -a
で、綺麗な、アクティブウィンドウのキャプチャがとれます。
なので、「Spectacle」単独でキャプチャがすべてとれます。
なんか設定があるのかな?
コマンドでしか、設定できないのがわたしの未熟なところでつらいのですが・・・。
ショートカットキーに割り当ててやれば、使えないこともない。
特に、全画面キャプチャは、メニュー表示状態でも使えたりするので、役に立ちます。
5. 惜しい
まぁ、へげへげなしのアクティブウィンドウがとれるようになっただけでも、対した進歩ではあるのですが・・・。
「ウィンドウのタイトルバーと縁を含める」というオプション。
これ、「タイトルバー」と「縁」を分けられないものでしょうか?
「タイトルバー」は、欲しいけど、「縁」はいらないんだな。
これが、わけられれば、「Spectacle」は、ほぼ完璧なんだがな。
6. うまくいくもの
「Spectacle」で
spectacle -c -b -n -e -a
によって、わたしの望み通りのアクティブウィンドウキャプチャがクリップボードにとれるのは、下記のプラットフォームです。
・PCLinuxOS
・SpiralLinux
|