- 1. 概要
- 2. Fcitx
- 3. IBus
- 4. SCIM
- 5. Fcitx5
1. 概要
キー入力の切り替えを行うキーは、ディストリビューションによったり、インプットメソッドによってまちまち。
主に Ctrl+Space、Win+Space、半角/全角 だったりします。
このうち、Ctrl+Space は、わたしの場合、Eclipse 使用時に、「コンテンツ・アシスト」の機能と競合するので、半角/全角 キーのみを有効にすることが多いです。
切り替えキーの設定は、インプットメソッド(IM)の設定ツールで変更します。
2. Fcitx
Fcitx の場合。
以下、Ubuntu 19.04 上の、fcitx 4.2.9.6 の操作です。
オペレーティングシステム・ディストリビューションにより少々見た目は異なりますが、構成・操作はおおむね、同じです。
「Fcitx 設定(fcitx-config)」で、行います。
参考までに「入力メソッド」タブで
上に「日本語」次に「日本語入力システム(IME)」が来るように配置します。
(下部に説明が書いてあります)
キーの設定は「全体の設定」タブで行います。
「ホットキー」「入力メソッドのオンオフ」の右の枠内をクリックすると
キー入力を求められますので、切り替えキーに設定したいキーを入力すれば、設定できます。
無効にする場合は、ここで ESC を入力すれば、現在設定中のキーを無効にできます。
3. IBus
バージョン 1.5 になって、すこぶる評判の悪い、「IBus」ですが。
「GNOME」で、デスクトップ中央に見苦しい表示が出ること以外は、わたしはそこまで実害を感じていません。
デスクトップ中央の表示がなければ、そのまま使っています。
入力切り替えは、デフォルトでは今は、Win+Space で行っているようです。
変更する場合は、これは、「Fedora 30 MATE」で操作したものですが。
これはまだ、「im-chooser」が機能しているので・・・。
ちょっと掲載するのが、憚られるほど、起動方法がディストリビューションやデスクトップ環境によって異なりますが。
例題の場合
「スタート」→「システム」→「設定」→「ユーザ向け」→「入力メソッドのセレクタ」
「IBus...」横の
「設定」
「キーボードショートカット」の「...」
さらに「...」すれば、キー入力を求められますので、設定したいショートカットキーを入力します。
削除したり、優先順位を変更したりして設定します。
4. SCIM
「SCIM」は、最近(2019年6月4日)採用例が少なくて・・・。
たまたま機会のあった、「Fedora 30 LXQt」の「scim-anthy」での操作です。
これも「im-chooser」が機能しています。
例題の場合
「スタート」→「設定」→「入力メソッドのセレクタ」
「SCIM...」横の
「設定」
「フロントエンド」「全体設定」で
「ホットキー」「開始/終了」横の「...」
さらに「...」すれば、キー入力を求められますので、設定したいショートカットキーを入力します。
削除したり、優先順位を変更したりして設定します。
5. Fnitx5
「Fcitx」は、現在(2021年8月26日)「Fcitx5」へと移行しつつあるようです。
「SparkyLinux 6.0」では、言語パッケージをインストールすると、「Fcitx5」「fcitx-mozc」がインストールされ、有効化されます。
「SparkyLinux」で、初めて、意識的に「Fcitx5」を使い始めたのですが、設定画面が若干、変わっていますので、メモを残しておきます。
「Fcitx5 設定」を起動して
「グローバルオプション」タブ
これは「SparkyLinux 6.0 XFCE」のデフォルトの状態です。
最上位の「ホットキー」「入力メソッドの切り替え」で切り替えに使用するキーを定義しています。
なんで、「ハングル」なんちゅうのがあるんでしょうね?
欧米の人は、「日本」「韓国」「中国」の区別がついてないんでしょうね。
キーを削除するときは横の「-」クリックで、削除するようです。
逆に新規に定義するときは「+」ですな。
「ハングル」を「-」して「+」したらこんななりました。
この「空」の個所をクリックすると入力待ちになりますので、定義するキーを押下します。
半角/全角 押してみたらこんななりました。
二重定義でもエラーにならないのね。
ともあれ、これがキー定義の方法です。
「適用」して閉じれば、設定が反省されます。
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