デスクトップ環境構築 - 共通事項 - ログインマネージャ - Slim - 概要・インストール
- 1. 概要
- 2. インストール
- 3. 基本操作
- 4. デスクトップ切替
- 5. 背景の変更
- 6. ログインマネージャからのシャットダウン等
1. 概要
「GNOME」では「GDM」、「KDE」では「KDM」または「SDDM」がログインマネージャとしてウィンドウマネージャとほぼ一体になっていますが、ログインマネージャとウィンドウマネージャとを分離しているものもあります。独立型のログインマネージャとして Slim が非常に軽いということで紹介されていることが多いのでわたしも Slim を使用しました。
実装している機能は結構あるのですが、軽量化のためか少し使うための知識がないとうまく使いこなせないところもあります。
「Slim」の使い方を記録するためにこのページを書きました。
2. インストール
pkg コマンドでインストールします。
pkg install x11/slim
3. 基本操作
xfce と Slim を合わせた端末のログイン画面です。デフォルトの背景はこのようになっています。
「ユーザ名」を入力して Enter
「パスワード」を入力して Enter
でログインできます。
4. デスクトップ切替
ウィンドウマネージャがセッションマネージャ(ここではデスクトップ環境のことです)とセットになっていて、正常にインストールされていれば
/usr/local/share/xsessions/セッション名.desktop
というファイルが作成されます。
ログイン画面にはセッションが表示され F1 キーでセッションを切り替えることができます。
下図は「3.」の状態で F1 キーを押したところです。
「Session」の記述が、「Xfce」から「Lumina」に切替わっています。
複数のセッションマネージャをインストールしていても、ログイン時に使用したいものが決まっていて、いちいち切り替えるのが面倒なときは・・・。
邪道なやり方かもしれませんが、以下のやり方で表示するものを絞ることができます。
cd /usr/local/share/xsessions/
mkdir bak
mv セッション名.desktop bak/. ← 表示したくないセッション分これを行う
戻したくなったら、元に戻せばいいわけです。
5. 背景の変更
前項までで紹介しているのはデフォルトの壁紙ですが、テーマをインストールすることによって壁紙を変更できます。
pkg install slim-themes
テーマは
/usr/local/share/slim/themes/
に展開されます。
2015年4月現在、10数種類のテーマが存在するようです。
/usr/local/etc/slim.conf
を書き換えることにより反映されます。
# current theme, use comma separated list to specify a set to
# randomly choose from
current_theme default ← この [default] を変更したいテーマに書き換えることにより変更できます
わたしのお勧めは「fbsd」です(好みの問題ですが)。
6. ログインマネージャからのシャットダウン等
「Slim」ではログイン画面からシャットダウンできないのかと思っていましたが、ユーザ名にコマンドをいれることによりシャットダウンできます。
パスワードを聞かれた場合は、「root」ユーザのパスワードを入力します。
他にもいくつか紹介しておきます。
No. | ユーザ名 | 機能 | 備考 |
1 | halt | シャットダウン | |
2 | reboot | 再起動 | |
3 | exit | Slim の終了 | |
4 | console | コンソール画面の表示 | |
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