FreeBSD - メンテナンス - ls の表示色を変更する - コマンド・ユーティリティ - GNU コマンドの ls を使用する
- 1. ports
- 2. gdircolors で設定ファイルを作成する
- 3. .cshrc を変更する
1. ports
前項で、FreeBSD ネイティブな ls コマンドについて説明しましたが。
Linux だと、tar や zip などの色が赤色表示されててわかりやすいのですが FreeBSD では、そこまで分類していません。
Linux の色分けを使用する場合は、GNU coreutils をインストールします。
ports の場合
cd /usr/ports/sysutils/coreutils
make
make install
pkg の場合
pkg install sysutils/coreutils
これをインスールすると GNU の基本的なユーティリティがインストールされます。
FreeBSD にもともとあるものとだぶっちゃいますので
/usr/local/bin
に、先頭に g をつけた名前でインストールされます。
つまり ls の場合
/usr/local/bin/gls
になるわけです。
2. gdircolors で設定ファイルを作成する
GNU の ls で色分けする種類は多数ありますので、それを設定するユーティリティが用意されています。
本名は dircolors、FreeBSD では gdircoloes です。
gdircolors -p
でデフォルトの設定を出力しますので、リダイレクトしてファイルを作成します。
gdircolors -p > ~/.dircolors
多くのユーザがいて、配布するならば
gdircolors -p > /usr/local/share/dot.dircolors
ちょっとここで気をつけなければならないのが、設定先の端末に kterm-color がないことです。
もし端末を kterm-color にしている場合は
env | grep TERM
で端末を確認して、kterm-color であれば、.dircolors のファイルを開いて
TERM kterm
の行の下に
TERM kterm-color
を加えておきます。
3. .cshrc を変更する
これは csh 系の場合です。bash 系の場合は編集するファイルや内容が変わることは言うまでもありません。
~/.cshrc
を開いて、適切な個所に
eval `gdircolors ~/.dircolors`
を記述して設定ファイルを読み込ませるようにします。
また、
alias ls
のたぐいの先頭に
alias ls gls --color
と書いて、後は適宜、書き換えます。
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