freebsd-update - 13.2 RELEASE → 13.3 RELEASE - メインマシン・バージョンアップ
- 1. 概要
- 2. バックアップ
- 3. ファイアウォール無効化
- 4. パッチをあてる
- 5. GENERIC boot を用意しておく
- 6. バージョンアップ
- 7. 再起動後
1. 概要
いつもなら、ここで、サブマシンのバージョンアップを行うのですが、今回は、サブマシンが既に「FreeBSD 14.0 RELEASE」なので。
いきなり、メインマシンのバージョンアップです。
2. バックアップ
これは、いつもの通り、万が一のためにバックアップはとっておきます。
バックアップの鉄則は、別マシンの物理的な別のハードディスクへ。
データベースは、その機能を利用したバックアップをとっておきます。
また、ハードディスク全体をのバックアップもとっておきます。
ハードディスク全体のバックアップは、「メンテナンス・トラブルシュート - システムバックアップ」を参考に。
これやっていて思うのは、「zfs」だともっと楽なのかなぁ・・・とも思います。
「zfs」化は、考慮中です(仮想環境、サブマシンは、「zfs」にしちゃいました)、と以前にも書いていましたが・・・未だに。
3. ファイアウォール無効化
ファイアウォールを無効化するところから。
以前のアップグレード作業で、痛い目を見たのです。
ファイアウォールを有効化していたものの、バージョンアップ後、再起動したら、見事にどこからもつながらなくなったのです。
vi /etc/rc.conf
該当箇所をコメント化しておきます。
4. パッチをあてる
現時点のバージョンを確認します。
$ uname -a
FreeBSD ns.sing.ne.jp 13.2-RELEASE FreeBSD 13.2-RELEASE releng/13.2-n254617-525ecfdad597 GENERIC amd64
パッチをあてておきます。
freebsd-update fetch
この後の表示は、前ページをご参照ください。
アップデート。
freebsd-update install
再起動。
shutdown -r now
再起動後は
$ uname -a
FreeBSD ns.sing.ne.jp 13.2-RELEASE-p11 FreeBSD 13.2-RELEASE-p11 GENERIC amd64
てことでありました。
5. GENERIC boot を用意しておく
最近は「GENERIC」のまま使用しているので、この手順は、このマシンでは行いません。
もし手順を知りたい方は、前の方のページに書いてありますので、ご参照ください。
6. バージョンアップ
以降は、サーバプログラムを実行しているまま、上記を行うと時間がかかります。
サーバプログラムを止めていれば、クライアントに迷惑をかけるかもしれませんが、更新時間が減るので、しばし、サーバプログラムを止めます。
バージョンアップ。
freebsd-update -r 13.3-RELEASE upgrade
ここもメッセージややりとりは伏せておきます。
実際にどう行うかは、これも前の方のページに書いてありますので、ご参照ください。
インストール。
freebsd-update install
再起動。
shutdown -r now
7. 再起動後
再度、サーバプログラムを止めて。
freebsd-update install
ログが、下記のように出力されました。
Installing updates...rm: ///usr/src/contrib/llvm-project/libcxx/include/__tuple: is a directory
rm: ///usr/src/contrib/llvm-project/libcxx/include/__string: is a directory
rm: ///usr/include/c++/v1/__tuple: is a directory
rm: ///usr/include/c++/v1/__string: is a directory
Restarting sshd after upgrade
Performing sanity check on sshd configuration.
Stopping sshd.
Waiting for PIDS: 932.
Performing sanity check on sshd configuration.
Starting sshd.
Scanning //usr/share/certs/blacklisted for certificates...
Scanning //usr/share/certs/trusted for certificates...
Scanning //usr/local/share/certs for certificates...
done.
バージョンを確認。
$ uname -a
FreeBSD ns.sing.ne.jp 13.3-RELEASE-p1 FreeBSD 13.3-RELEASE-p1 GENERIC amd64
バージョンが上がっているのは、確認できました。
パッチがないか確認。
freebsd-update fetch
Looking up update.FreeBSD.org mirrors... 3 mirrors found.
Fetching metadata signature for 13.3-RELEASE from update2.freebsd.org... done.
Fetching metadata index... done.
Fetching 2 metadata patches.. done.
Applying metadata patches... done.
Fetching 2 metadata files... done.
Inspecting system... done.
Preparing to download files... done.
No updates needed to update system to 13.3-RELEASE-p1.
パッチはないようです。
今回は、実際には、サーバプログラムを停止しなかったので、このまま運用します。
マイナーバージョンアップなので、特に「ports」の更新もなく。
比較的、楽でした。
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