FreeBSD 11.2 RELEASE - ports・pkg - ports

 
1. portsnap
2. portupgrade
3. データベースの更新
4. ports の状態を参照する
5. ports のアップグレード
6. portmaster
7. INDEXが壊れている場合の対処

1. portsnap

 portsnap コマンドを使用して、ports の状態を最新にします。  以前のバージョンでは、portsnap 自体を ports でインストールする必要がありましたが、現在は、デフォルトでインストールされています。  portsnap のコンフィグレーションファイルは

/etc/portsnap.conf
 です。これを編集します。

# REFUSE arabic chinese french german hebrew hungarian japanese
# REFUSE korean polish portuguese russian ukrainian vietnamese
 ports の更新をかけないグループを指定するもので、日本語以外の他言語を使用しないのであれば、上記より japanese を削除して先頭のコメント定義である # を削除します。  fetch オプションで最新のスナップショットを取得します。

portsnap fetch
 fetch が終了したら、

portsnap extract
 というオプションを使用して取得した情報を反映します。

2. portupgrade

 ports をメンテナンスするための ports、portupgrade をインストールします。  portupgrade を make する前に make のコンフィグレーションファイルを

cp /usr/share/examples/etc/make.conf /etc/make.conf
 でコピーして編集します。  X11 を使用しない場合、以下の行を追加します。

OPTIONS_UNSET+=X11
WITHOUT_GUI=yes
NO_X=true
 後で PHP をインストールし、かつ、日本語を使用するのであれば、以下の行を追加します。

OPTIONS_SET+=MBSTRING
 この値は以前「WITH_MBSTRING=yes」でしたが 2018年7月3日現在、上記で記述するようです。  2018年8月現在、openssl に関して、openssl か openssl-devel を選択することになります。  (競合が発生するので困ったものなのですが)  openssl を使用する場合は以下のように記述します。

DEFAULT_VERSIONS+=ssl=openssl
 openssl-devel を使用する場合は以下のように記述します。

DEFAULT_VERSIONS+=ssl=openssl-devel
 2018年8月現在、python は 2.7 と 3.6 の系列があります。  python2.7 の系列を使用する場合は以下のように記述します。

DEFAULT_VERSIONS+=python=2.7 python2=2.7
 python3.6 の系列を使用する場合は以下のように記述します。

DEFAULT_VERSIONS+=python=3.6 pythonr3=3.6
 perl5 に関してデフォルトのバージョンと違うものをインストールするのであれば、例えば perl5.28 であれば

DEFAULT_VERSIONS+=perl5=5.28
 /etc/make.conf を編集したら、portupgrade を以下の手順でインストールします。

cd /usr/ports/ports-mgmt/portupgrade
make
make install
 インストールが終わったら、以下のコマンドを再度実行します。

portsnap fetch
portsnap extract
 ここまで終われば、これ以降、ports 参照の更新は

portsnap fetch
portsnap update
 となります。

3. データベースの更新

 ports データベースの更新を

portsdb -Fu
 で行います。  この -F オプションはサーバからインデックスファイルを取得してきますが、そのときにルート証明書が必要になります。  ルート証明書も ports で提供されていて、これを更新しておかないと証明書のエラーとなることがあるのでインストールしておきます。

cd /usr/ports/security/ca_root_nss
make
make install
 インストール時のメッセージ

Installing ca_root_nss-3.38...
********************************* WARNING *********************************

FreeBSD does not, and can not warrant that the certification authorities
whose certificates are included in this package have in any way been
audited for trustworthiness or RFC 3647 compliance.

Assessment and verification of trust is the complete responsibility of the
system administrator.

*********************************** NOTE **********************************

This package installs symlinks to support root certificates discovery by
default for software that uses OpenSSL.

This enables SSL Certificate Verification by client software without manual
intervention.

If you prefer to do this manually, replace the following symlinks with
either an empty file or your site-local certificate bundle.

  * /etc/ssl/cert.pem
  * /usr/local/etc/ssl/cert.pem
  * /usr/local/openssl/cert.pem

***************************************************************************

4. ports の状態を参照する

 データベースの状態を参照するには

portversion -v
 とします。  結果として以下のような表示になります。(あくまでも一例です)

[Reading data from pkg(8) ... - 24 packages found - done]
autoconf-2.69_1             =  up-to-date with port
autoconf-wrapper-20131203   =  up-to-date with port
automake-1.16.1             =  up-to-date with port
ca_root_nss-3.38            =  up-to-date with port
db5-5.3.28_6                =  up-to-date with port
dialog4ports-0.1.6          =  up-to-date with port
gettext-runtime-0.19.8.1_1  =  up-to-date with port
gettext-tools-0.19.8.1      =  up-to-date with port
gmake-4.2.1_2               =  up-to-date with port
help2man-1.47.6             =  up-to-date with port
indexinfo-0.3.1             =  up-to-date with port
libedit-3.1.20170329_2,1    =  up-to-date with port
libffi-3.2.1_2              =  up-to-date with port
libunwind-20170615          =  up-to-date with port
libyaml-0.1.6_2             =  up-to-date with port
m4-1.4.18,1                 =  up-to-date with port
p5-Locale-gettext-1.07      =  up-to-date with port
perl5-5.26.2                =  up-to-date with port
pkg-1.10.5_1                =  up-to-date with port
pkgconf-1.4.2,1             =  up-to-date with port
portupgrade-2.4.16,2        =  up-to-date with port
ruby-2.4.4,1                =  up-to-date with port
ruby24-bdb-0.6.6_5          =  up-to-date with port
texinfo-6.5,1               =  up-to-date with port
「=」マークがついていれば、最新版がインストールされている 「<」マークがついていれば、ports に新しい版が存在する(更新すべきかも)  ということになります。  次項で述べる pkg コマンドで

pkg version -vl "<"
 というコマンドを使えば

gmake-3.81_4                <  needs updating (port has 3.82)
help2man-1.38.4             <  needs updating (port has 1.40.4)
ja-freebsd-doc-20110110     <  needs updating (port has 20110828)
libtool-2.20                <  needs updating (port has 2.3)
m4-1.4.15,1                 <  needs updating (port has 1.4.16,1)
perl-5.10.1_3               <  needs updating (port has 5.10.1_4)
portupgrade-2.3.8_1,2       <  needs updating (port has 2.3.9.3,2)
ruby-1.8.7.302,1            <  needs updating (port has 1.8.7.352_2,1)
ruby18-bdb-0.6.5_1          <  needs updating (port has 0.6.6)
 というように新しい版が存在するものを一覧表示できます。  ここまでの一連の動作を、crontab に記述して定期的に ports を更新する方法もありますが、バックグラウンドでやってしまうと見落とすことがありますので、例えば適当なディレクトリに下記のような Makefile を作成しておいて、明示的に make する方法もあります。

ports	:
	portsnap fetch
	portsnap update
	portsdb -Fu
	portversion -v

5. ports のアップグレード

 portversion で確認した結果、新しいバージョンが出ている ports を更新するには、

portupgrade [-オプション] ports名
 というコマンドを使用します。  わたしは以下のオプションを使用しています。
オプション 意味
v 冗長な出力を行う(細かい動きまで見ることができるということです)
R 対象の ports が依存している ports を同時に更新する
r 対象の ports に依存している ports を同時に更新する

6. portmaster

 ports でインストールしているアプリケーションの、マイナーバージョンでなくメジャーバージョンの方が変わった、あるいは変えたいとき・・・。  例えば

> pkg version -vl "<"
ruby-2.1.8,1                       <   needs updating (index has 2.2.4,1)
 となっているとき、portupgrade ではバージョンアップしてくれないときがあります。  これを解決するには portmaster を使用します。  インストールは

cd /usr/ports/ports-mgmt/portmaster
make
make install
 すぐに終わります。  インストールしておいて

portmaster -o lang/ruby24 ruby23
 でアップグレードすることになります。  途中で、進行をきかれることがあります。  たいていの場合な y Enter でうまく進行していきます。

7. INDEXが壊れている場合の対処

 portsnap の途中で失敗して INDEX が壊れいると、portsnap のコマンド途中にエラーになります。  そういう場合は、

rm /var/db/portsnap/INDEX
 でダウンロードに失敗した INDEX を削除後

portsnap fetch
portsnap extract
portsnap update
 とやれば正常に戻ります。