1. FreeBSD 11.2 RELEASE - OS 起動後の基本的な設定 - ユーザ環境の設定

 
 起動してログインできるようになったら、以降の作業をやりやすくするために、ユーザ環境を整えます。
1.1 ユーザに root 権限を与える
1.2 motd の変更
1.3 tips を非表示にする
1.4 プロンプト等の変更

1.1 ユーザに root 権限を与える

 システムの設定を変更したり、アプリケーションのインストールをするのには root ユーザ権限が必要ですが、root ユーザでログインはあまりしたくありません。  そういうときは、一般ユーザでログインしておき su で root ユーザになります(Linux 系の sudo というコマンドもありますが、手元にあるマシンであれば su で充分です)。  root ユーザ以外に root 権限を与えていない状況では、この設定を行うのは root ユーザでログインするしかありませんが

/etc/group
 をエディタで開いて

wheel:*:0:root
 の後ろに

wheel:*:0:root,ユーザ名
 と権限を与えるユーザ名を記述します。カンマで区切っていけば複数のユーザに root ユーザ権限を与えることができます。  いったんログアウトして、一般ユーザでログインしなおし、以降の作業は su でユーザ権限を切り替えながら行います。

1.2 motd の変更

 FreeBSD をインストールたままの状態であれば、ログインする度に、以下のようなメッセージが表示されます。

Last login: 前回ログインした日時 from IPアドレス
FreeBSD 11.2-RELEASE (GENERIC) #0 r335510: Fri Jun 22 04:32:14 UTC 2018

Welcome to FreeBSD!

Release Notes, Errata: https://www.FreeBSD.org/releases/
Security Advisories:   https://www.FreeBSD.org/security/
FreeBSD Handbook:      https://www.FreeBSD.org/handbook/
FreeBSD FAQ:           https://www.FreeBSD.org/faq/
Questions List: https://lists.FreeBSD.org/mailman/listinfo/freebsd-questions/
FreeBSD Forums:        https://forums.FreeBSD.org/

Documents installed with the system are in the /usr/local/share/doc/freebsd/
directory, or can be installed later with:  pkg install en-freebsd-doc
For other languages, replace "en" with a language code like de or fr.

Show the version of FreeBSD installed:  freebsd-version ; uname -a
Please include that output and any error messages when posting questions.
Introduction to manual pages:  man man
FreeBSD directory layout:      man hier

Edit /etc/motd to change this login announcement.
Need to quickly empty a file? Use ": > filename".
                -- Dru <genesis@istar.ca>
 「Welcome to FreeBSD!」以降のメッセージはログインするたびに異なります。  ここはお好みになりますが、毎回これが表示されるのはうっとうしい気もします。わたしは、あまり表示したくないのです。  このメッセージを表示しないようにするには
/home/ユーザ/
 に .hushlogin というファイルを置く。
/etc/login.conf
 の

#
# This file controls resource limits, accounting limits and
# default user environment settings.
#
# $FreeBSD: releng/11.2/etc/login.conf 296723 2016-03-12 14:54:34Z kib $
#

# Default settings effectively disable resource limits, see the
# examples below for a starting point to enable them.

# defaults
# These settings are used by login(1) by default for classless users
# Note that entries like "cputime" set both "cputime-cur" and "cputime-max"
#
# Note that since a colon ':' is used to separate capability entries,
# a \c escape sequence must be used to embed a literal colon in the
# value or name of a capability (see the ``CGETNUM AND CGETSTR SYNTAX
# AND SEMANTICS'' section of getcap(3) for more escape sequences).

default:\
        :passwd_format=sha512:\
        :copyright=/etc/COPYRIGHT:\
        :welcome=/etc/motd:\
        :setenv=MAIL=/var/mail/$,BLOCKSIZE=K:\
        :path=/sbin /bin /usr/sbin /usr/bin /usr/local/sbin /usr/local/bin ~/bin:\
        :nologin=/var/run/nologin:\
 から 23行目の「:welcome=/etc/motd:\」という行を削除する。
/etc/ssh/sshd_config
 に

PrintMotd no
 という行を加える。  などの方法があるのですが、例えば .hushlogin を置くとログイン後、いきなりプロンプトが表示されます。  これはいささかさびしいので、このあたりの落としどころとして、motd というファイルを編集するという方法があります。  メッセージとして表示されている文字列は
/etc/motd
 というファイルの中身を表示しているのです。  エディタを使って、motd の中身を編集します。心配な方は、motd のオリジナルをどこかにコピーしてバックアップを取っておきます。「RCS」でバックアップしておくのが一番であると思います。

FreeBSD 11.2-RELEASE (GENERIC) #0 r321309: 日時

Welcome to FreeBSD!

 くらいにしておくと、わたし好みの Welcome メッセージになります。

1.3 tips を非表示にする

 11.0 RELEASE 以前は、インストール時に game をインストールしていなければ、FreeBSD のヒント(tips)は出力されなかったのですが。  11.1 RELEASE 以降、インストールの項目にかかわらず表示されるようです。  抑止するには
~/.login
 の

# $FreeBSD: releng/11.2/share/skel/dot.login 325815 2017-11-14 17:05:34Z trasz $
#
# .login - csh login script, read by login shell, after `.cshrc' at login.
#
# See also csh(1), environ(7).
#

# Query terminal size; useful for serial lines.
if ( -x /usr/bin/resizewin ) /usr/bin/resizewin -z

# Display a random cookie on each login.
if ( -x /usr/bin/fortune ) /usr/bin/fortune freebsd-tips
 最下行をコメントアウトします。

1.4 プロンプト等の変更

 デフォルトのプロンプト等が気に食わない場合(わたしは気に食わないのです)は、自分の好みに合わせて変更します。  プロンプトの変更手順等については「シェルに関する話題」をご参照ください。