FreeBSD 11.1 RELEASE - ntp サーバ設定

 
 ntp についての説明は ウィキペディア - ntp を参照ください。
1. ports
2. /etc/ntp.conf 設定
3. /etc/rc.conf 設定
4. 起動スクリプトの修正
5. 時刻の同期を確かめる
6. トラブルシュート

1. ports

 ntpd は比較的長い歴史のあるプログラムですが、案外、頻繁に更新が行われます。  デフォルトで /usr/sbin/ntpd が存在していますが、portsから、最新版を取得して、更新が発生したらすぐに適用できるようにしておきます。  以前は /usr/ports/net/ntp-devel をインストールしていましたが。  2018年3月に /usr/ports/net/ntp-develbroken になってしまいましたので /usr/ports/net/ntp の方をインストールします。

プロンプト略
cd /usr/ports/net/ntp
make
make install
 オプションがすごく多くなっていますが、デフォルトのままで問題ないかと思います。

2. /etc/ntp.conf 設定

 ntp サーバのコンフィグレーションファイルは、

/etc/ntp.conf
 です。  これには、自分の上位となる ntp サーバの IP アドレスを記述します。ntp サーバには stratum という階層構造があります。一般サーバの stratum は 3 か 4 に位置しますので、上位の ntp サーバには stratum 2 か 3 あたりのサーバを設定します。  通常は、プロバイダから少なくとも 1 つの ntp サーバアドレスを指示してくれているはずです、1 つはそのアドレスを設定します。  こちらを御覧になれば、ntp サーバについて情報が得られます。  ntp サーバアドレスはできれば 3つくらい選んでください。複数のサーバとの時刻差を計測することでより正確な時刻が得られます。  仮に、3つの ntp サーバの IP アドレスに 210.173.160.27129.250.35.251216.239.35.4 を使用するとすれば、以下をコメントアウトし

pool 0.freebsd.pool.ntp.org iburst
 最下行に以下のように記述します。

server  210.173.160.27
server  129.250.35.251
server  216.239.35.12
 もし、ログファイルを残したいのであれば、以下の記述を加えます。

logfile         /var/log/ntpd.log
 ログファイルを残す場合、適切なタイミングでローテーションさせるようにします。  /etc/newsyslog.conf は、以下の設定くらいが適当かと思います。

/var/log/ntpd.log           644  7     100  *      B
 ローカルネットワークアドレスが、192.168.0.0 で、ローカルネットワーク内のマシンに同期を許可する場合は、以下の記述を加えます。

restrict 192.168.0.0 mask 255.255.0.0     noquery nomodify nopeer notrap

3. /etc/rc.conf 設定

 ntpd が起動するように

/etc/rc.conf
に以下の記述を書き加えます。

ntpd_enable="YES"

4. 起動スクリプトの修正

 起動スクリプトは

/etc/rc.d/ntpd
 です。

command="/usr/sbin/${name}"
 の部分を

command="/usr/local/sbin/${name}"
 と書き換えます。  ここまで終わったら、

> service ntpd start
 で起動します。

5. 時刻の同期を確かめる

 時刻の同期を確かめるには、

> ntpq -p
 というコマンドを使います。再起動直後には、

    remote       refid      st t when poll reach   delay  offset  jitter
=========================================================================
 ntp 仮名1.ne aaa.bbb.ccc.1  3 -   88   64    0    0.000    0.000 4000.00
 ntp 仮名2.ne aaa.bbb.ccc.2  3 u   43   64    1   39.089   -2.978   2.786
 ntp 仮名3.ne aaa.bbb.ccc.3  3 -   85   64    0    0.000    0.000 4000.00
 という、表示になっていると思います。起動後、15分以上たたないと、時刻の同期は完了しません。

    remote       refid      st t when poll reach   delay  offset  jitter
=========================================================================
*ntp 仮名1.ne aaa.bbb.ccc.1  3 -   88   64    0    0.000    0.000 4000.00
+ntp 仮名2.ne aaa.bbb.ccc.2  3 u   43   64    1   39.089   -2.978   2.786
+ntp 仮名3.ne aaa.bbb.ccc.3  3 -   85   64    0    0.000    0.000 4000.00
 という具合に、ホスト名の前に * マークが表示されれば時刻の同期は完了です。  ホスト名の前のマークが同期の状態を示していて以下の意味を持ちます。
マーク  意 味 
'*' 参照同期中であると宣言されたサーバ
'#' 参照可能だが, 同期距離が遠いサーバ
'+' 接続テストに合格し, いつでも参照可能なサーバ. 参照リストにある(好ましい)サーバ
' ' 同期を試み中, もしくはレスポンスがないため, 参照していないサーバ
'x' falseticker検査で, 参照リストから外れたサーバ
'-' クラスタリング検査で, 参照リストから外れたサーバ
'.' 参照リストから外れたサーバ
'o' 参照同期中であると宣言されたサーバ(同期はPPS信号から間接的に行なう)

6. トラブルシュート

 ntpd は親サーバと 1000秒以上時刻が離れていると停止します。  そもそも 1000秒以上 時刻が離れた状態からの起動はできません。  そういう場合は

> date 1606131627
 と date コマンドで時刻を合わせる(上記の例は「YYMMDDHHMI」の形式)か

> ntpdate "NTP サーバのホスト名もしくは IP アドレス"
 で時刻合わせをします。  時刻合わせ後にサーバを起動します。