1. FreeBSD 11.1 RELEASE - OS 起動後の基本的な設定 - ユーザ環境の設定

 
 起動してログインできるようになったら、以降の作業をやりやすくするために、ユーザ環境を整えます。
1.1 ユーザに root 権限を与える
1.2 motd の変更
1.3 tips を非表示にする
1.4 shell の変更
1.5 ユーザの追加

1.1 ユーザに root 権限を与える

 システムの設定を変更したり、アプリケーションのインストールをするのには root ユーザ権限が必要ですが、root ユーザでログインはあまりしたくありません。  そういうときは、一般ユーザでログインしておき su で root ユーザになります。(sudo というコマンドもあるようですが、いちいちすべてに sudo するのは面倒くさい)  root ユーザ以外に root 権限を与えていない状況では、この設定を行うのは root ユーザでログインするしかありませんが
/etc/group
 をエディタで開いて

wheel:*:0:root
 の後ろに

wheel:*:0:root,ユーザ名
 と権限を与えるユーザ名を記述します。カンマで区切っていけば複数のユーザに root ユーザ権限を与えることができます。  いったんログアウトして、一般ユーザでログインしなおし、以降の作業は su でユーザ権限を切り替えながら行います。

1.2 motd の変更

 FreeBSD をインストールたままの状態であれば、ログインする度に、以下のようなメッセージが表示されます。

Last login: 前回ログインした日時 from IPアドレス
FreeBSD 11.1-RELEASE (GENERIC) #0 r321309: 日時

Welcome to FreeBSD!

Release Notes, Errata: https://www.FreeBSD.org/releases/
Security Advisories:   https://www.FreeBSD.org/security/
FreeBSD Handbook:      https://www.FreeBSD.org/handbook/
FreeBSD FAQ:           https://www.FreeBSD.org/faq/
Questions List: https://lists.FreeBSD.org/mailman/listinfo/freebsd-questions/
FreeBSD Forums:        https://forums.FreeBSD.org/

Documents installed with the system are in the /usr/local/share/doc/freebsd/
directory, or can be installed later with:  pkg install en-freebsd-doc
For other languages, replace "en" with a language code like de or fr.

Show the version of FreeBSD installed:  freebsd-version ; uname -a
Please include that output and any error messages when posting questions.
Introduction to manual pages:  man man
FreeBSD directory layout:      man hier

Edit /etc/motd to change this login announcement.
To see the last time that you logged in, use lastlogin(8).
                -- Dru <genesis@istar.ca>
 「Welcome to FreeBSD!」以降のメッセージはログインするたびに異なります。  ここはお好みになりますが、毎回これが表示されるのはうっとうしい気もします。わたしは、あまり表示したくないのです。  このメッセージを表示しないようにするには
・/home/
ユーザ
/ に .hushlogin というファイルを置く ・/etc/login.conf から「:welcome=/etc/motd:\」という行を削除する ・/etc/ssh/sshd_config に「PrintMotd no」と記述する
 などの方法があるのですが、例えば .hushlogin を置くとログイン後、いきなりプロンプトが表示されます。  これはいささかさびしいので、このあたりの落としどころとして、motd というファイルを編集するという方法があります。  メッセージとして表示されている文字列は /etc/motd というファイルの中身を表示しているのです。  エディタを使って、motd の中身を編集します。心配な方は、motd のオリジナルをどこかにコピーしてバックアップを取っておきます。「RCS」でバックアップしておくのが一番であると思います。

FreeBSD 11.1-RELEASE (GENERIC) #0 r321309: 日時

Welcome to FreeBSD!

 くらいにしておくと、わたし好みの Welcome メッセージになります。

1.3 tips を非表示にする

 11.0 RELEASE 以前は、インストール時に game をインストールしていなければ、FreeBSD のヒント(tips)は出力されなかったのですが。  11.1 RELEASE では、インストールの項目にかかわらず表示されるようです。  抑止するには

$HOME/.login
 の

# $FreeBSD: src/share/skel/dot.login,v 1.17.1.8.1 2012/03/03 06:15:13 kensmith Exp $
#
# .login - csh login script, read by login shell, after `.cshrc' at login.
#
# see also csh(1), environ(7).
#

if ( -x /usr/games/fortune ) /usr/games/fortune freebsd-tips
 最下行をコメントアウトします。

1.4 shell の変更

 デフォルトでは、shell は csh が設定されています。もし、shell を変えたい場合は、以下のように行います。例として、tcsh を使用する場合を記述しています。  csh のまま変更しない場合は、ここは読み飛ばしてください。  現在の shell を見るには

> echo $SHELL
 とします。  FreeBSD 4.2-RELEASEより、tcsh は標準で実装されています。

> chsh
 と入力します。  これでエディタが起動されますので、編集します。

#Changing user information for ユーザ名.
Login: root
Password: パスワードを暗号化した文字列
Uid [#]: 0
Gid [# or name]: 0
Change [month day year]:
Expire [month day year]:
Class:
Home directory: /root
Shell: /bin/csh  # ← これがシェルの定義になりますので、使用したいシェルをフルパスで記述します
Full Name: Charlie &
Office Location:
Office Phone:
Home Phone:
Other information:
に変更してください。保存して終了すると

/etc/一時ファイル名: 行数 lines, 文字数 characters.
chsh: user information updated
と変更された旨がメッセージ表示されます。  実際に変更した内容が有効化されるのは、ログアウトしてログインしなおしてからですので、早速使用する場合はログインしなおします。

1.5 ユーザの追加

 ユーザの追加方法です。  ユーザを追加するコマンドは adduser です。(Linux の場合 useradd になります このあたり微妙な違いです)  ユーザ追加時のテンプレートファイルを作成するには useradd -C で行います。

Uid (Leave empty for default):
Login group []:
Enter additional groups []:
Login class [default]:
Shell (sh csh tcsh nologin) [sh]: # ← デフォルトのシェルを変更する場合ここに入力します
Home directory [/home/]:
Home directory permissions (Leave empty for default):
Use password-based authentication? [yes]:
Use an empty password? (yes/no) [no]:
Use a random password? (yes/no) [no]:
Lock out the account after creation? [no]:
Pass Type  : yes
Class      :
Groups     :
Home       : /home/
Home Mode  :
Shell      : /bin/tcsh
Locked     : no
OK? (yes/no): yes # ← 設定に問題がない場合 [yes] を入力します
Re-edit the default configuration? (yes/no): no # ← 再度編集しない場合 [no] を入力します
Goodbye!
 テンプレートが作成されたら、実際にユーザを追加します。

Username:  ユーザ名を入力します
Full name:
Uid (Leave empty for default):
Login group [ユーザ名]:
Login group is ユーザ名. Invite ユーザ名 into other groups? []:
Login class [default]:
Shell (sh csh tcsh nologin) [sh]: tcsh
Home directory [/home/ユーザ名]:
Home directory permissions (Leave empty for default):
Use password-based authentication? [yes]:
Use an empty password? (yes/no) [no]:
Use a random password? (yes/no) [no]:
Enter password: # パスワードを入力します(エコーされません)
Enter password again: # パスワードを再度入力します
Lock out the account after creation? [no]:
Username   : ユーザ名
Password   : *****
Full Name  :
Uid        : ユーザID
Class      :
Groups     : グループ名
Home       : /home/ホームディレクトリ
Home Mode  :
Shell      : /bin/tcsh
Locked     : no
OK? (yes/no):
adduser: INFO: Successfully added (ユーザ名) to the user database.
Add another user? (yes/no): no # ← 続けてユーザを作成する場合は [yes] です
Goodbye!