3. FreeBSD 10.4 RELEASE - qmail - ウィルススキャン設定

 
 ウィルススキャンの設定を行います。  ウィルススキャンは、完全なものではありませんが、既知のウィルスであれば、クライアントマシンをウィルスメールの攻撃から守ってくれるでしょう。  スキャナーとアンチウィルスソフトを組み合わせて使います。  ここでは simscanClamAV という組み合わせを使用する方法を紹介します。
3.1 ports
3.2 clamav 設定
3.3 clamav のログ
3.4 clamav 起動
3.5 simscan 設定

3.1 ports

 clamavsimscan の順にインストールします。

/usr/ports/security/clamav
/usr/ports/mail/simscan
 simscan のオプションについてわたしのお勧めは以下にチェックをいれて他を外します。
・CLAMAV   (clamav でチェックする上で必須)
・HEADERS  (受信ヘッダに simscan のバージョンや処理時間を挿入します)
・PASSTHRU (チェックを入れないと誤認識であっても spam と判断したメールは削除されます)
・RIPMIME
・SPAMD    (SpamassAssin を動作させる上で必須)
・USER

3.2 clamav 設定

 freshclam が参照するデータベースサーバを日本国内のものに書き換えます。  /usr/local/etc/freshclam.conf

DatabaseMirror database.clamav.net
   ↓

DatabaseMirror db.jp.clamav.net
 clamavsimscan 経由で動作するように /usr/local/etc/clamd.conf を書き換えます。

LogFile /var/log/clamav/clamd.log
PidFile /var/run/clamav/clamd.pid
LocalSocket /var/run/clamav/clamd.sock
User clamav
   ↓

LogFile /var/log/simscan/clamd.log
PidFile /var/run/simscan/clamd.pid
LocalSocket /var/run/simscan/clamd.sock
User simscan
 こうすると clamav_clamdsimscan のユーザで動作します。  上記に合わせて、ログファイルや pid ファイル用のディレクトリを simscan 用に作成します。

> mkdir /var/log/simscan
> chown simscan:simscan /var/log/simscan
> mkdir /var/run/simscan
> chown simscan:simscan /var/run/simscan

3.3 clamav のログ

 freshclamclamd のログが、以下に作成されます。

/var/log/clamd/freshclam.log	←	freshclam のログ
/var/log/simscan/clamd.log		←	clamd     のログ
 いずれもデフォルトで 1MB (1M = 1m = 1048576 bytes) を超えるとローテーションします。  ただし、上限なくファイルが増えるようなので何か対策するように考えていますが、いまのところ年間2~3ファイルなので手は打っていません。  ローテーションするサイズを変えるには下記のそれぞれの設定ファイルの

/usr/local/etc/freshclam.conf	←	freshclam の設定ファイル
/usr/local/etc/clamd.conf		←	clamd     の設定ファイル
 それぞれに同じ記述があります。

# Maximum size of the log file.
# Value of 0 disables the limit.
# You may use 'M' or 'm' for megabytes (1M = 1m = 1048576 bytes)
# and 'K' or 'k' for kilobytes (1K = 1k = 1024 bytes).
# in bytes just don't use modifiers. If LogFileMaxSize is enabled,
# log rotation (the LogRotate option) will always be enabled.
# Default: 1M
#LogFileMaxSize 2M
 #LogFileMaxSize 2M のコメント用の # をはずしてローテーションするサイズを変えてやれば、反映されます。

3.4 clamav 起動

 /etc/rc.conf に以下の行を加えます。

clamav_freshclam_enable="YES"
clamav_clamd_enable="YES"
clamav_clamd_user="simscan"
 ウィルスパターンのデータベースを取得します。

> /usr/local/bin/freshclam
 起動します。

> /usr/local/etc/rc.d/clamav-freshclam start
> /usr/local/etc/rc.d/clamav-clamd     start

3.5 simscan 設定

 simscan がメールキュー起動時に動作するようにするには「1.6 不正中継させないための設定」で作成した /etc/tcp/tcp.smtp を以下のように書き換えます。

127.:allow,RELAYCLIENT=""
192.168.0.:allow,RELAYCLIENT="",QMAILQUEUE="/var/qmail/bin/simscan"
xxx.yyy.zzz.0-8:allow,RELAYCLIENT="",QMAILQUEUE="/var/qmail/bin/simscan"
:allow,QMAILQUEUE="/var/qmail/bin/simscan"
 書き換えたら、以下をまた行うことをお忘れなく。

> tcprules /etc/tcp/tcp.smtp.cdb /etc/tcp/tcp.smtp.tmp < /etc/tcp/tcp.smtp