5. FreeBSD 10.4 RELEASE - apache - PHP 設定

 
 PHP の詳細については「ウィキペディア - PHP (プログラミング言語)」をご参照ください。  PHP は、ウェブサーバ上で、データベースを動作させるのを主目的(少なくともわたしはね)としますので、対象のデータベース、apachePHP の順にインストールしてください。
5.1 ports
5.2 コンフィグレーションファイルの設定
5.3 httpd.conf の編集
5.4 動作確認
5.5 ディレクトリごとの設定

5.1 ports

 まだ、PHP7 を使用する余裕がないので、ports に存在する PHP5 系列の PHP56 をインストールします。

/usr/ports/lang/php56
/usr/ports/lang/php56-extensions
/usr/ports/www/mod_php56
 例によって依存関係があり、自動的にインストールされるものについては記述しません。  使用予定のデータベースにより、MYSQLPGSQL のチェックをしておきます。  phppostgreSQL を有効にすると postgreSQL9.3client がインストールされてしまいます。  それ以外のバージョンをインストールしたい場合は、先に postgreSQL をインストールするべきです。  そうでないと、deinstall をしてから入れなおすことになります。  php5-extensions のオプションでデフォルトでチェックがはいっていますが、MB-STRING のチェックがはいっていないと日本語化できないものがあります。  mbstring について今後、ports のインストール時に設定を反映するように /etc/make.conf に以下の1行を追加しておきます。

OPTIONS_SET=MBSTRING
lang_php56-extensions_SET=MBSTRING
 以前は mod_php5php5 に含まれていたのですが、何故か(php をウェブサーバと切り離して使うことがあるだろうか?)、別途インストールするようになりました。

5.2 コンフィグレーションファイルの設定

 インストールが終わると
/usr/local/etc
/usr/local/etc/php
 にいくつかの php 用のコンフィグレーションファイルが作成されています。  最低限必要なものとして /usr/local/etc/php.ini が必要になりますので以下の手順を実行します。

> cd /usr/local/etc/
> cp php.ini-production php.ini
 php.ini の中身でいくつか修正を行います。

display_errors = Off
				 ↑
				 異常発生時にブラウザにエラーを表示するかどうかのオプションです
				 デフォルトは Off になっていますが、動作確認を行う際は On にする方がよいでしょう
date.timezone = "Asia/Tokyo"
				 ↑
				 設定しておかないと後述する phpinfo で WARNING が出力されます
				 サーバの設置場所が日本国内であれば "Asia/Tokyo" と記述します
short_open_tag = On
				 ↑
				 本来 php5 の記述は <?php ではじまって ?> で終わるのが正式な書式ですが、
				 php4 の形式で、<? ではじまって ?> で終わることが許されていました
				 旧来の形式のままのソースがまだ残されています
				 これを有効にするにはデフォルトで Off になっているものを On に変更します

5.3 httpd.conf の編集

 php のファイルを表示させるために /usr/local/etc/apache24/httpd.conf を編集します。  ディレクトリのインデックスとして index.php を使うために

<IfModule dir_module>
    DirectoryIndex index.html
</IfModule>
 の箇所を

<IfModule dir_module>
    DirectoryIndex index.html index.php
</IfModule>
 とします。

<IfModule mime_module>

</IfModule>
 の間に

    AddType application/x-httpd-php .php
    AddType application/x-httpd-php-source .phps
 という行を加えます。  変更したら configtestrestart を忘れないように。

5.4 動作確認

 実際に php が動作しているかを確認します。  ウェブサーバのドキュメントルートに phpinfo.php (拡張子さえ php であればファイル名はなんでもかまいません)を作成して

<?php
phpinfo();
?>
 と記述します。  ブラウザで http://ドメイン/phpinfo.php を表示して php のバージョン情報や設定状態が表示されれば設定は完了です。

5.5 ディレクトリごとの設定

 日本語というのは厄介なもので、代表的な文字コードとして、Shift-JISEUC-JPUTF-8 があり、実際にはもっとたくさんのコードがあります。  他国の状況はよくわかりませんが、英語が Native なひとはその分楽だろうなと思います。  実際、このサイトの html のソースは一時期、3つが混在していました。  php のソースを混在させるとき、表示させるまでは、ソースの文字コードを合わせておくだけで済むのですが、ブラウザからの入力やデータベースへのアクセスを行うと、うまく動作しません。少なくとも、ユーザごとあるいはディレクトリごとに統一はしているでしょうから、ディレクトリごとに文字コードを設定して動作させねばなりません。  これを可能にするのが .htaccess というファイルを作成してその中に設定を記述することです。  まず、.htaccess の設定を有効にするために apache の記述を変更します。  ここで紹介しているやり方であれば /usr/local/etc/apache22/Include/ 配下にディレクトリごとのコンフィグレーションファイルを用意しているはずです。

/usr/local/etc/apache22/Include/hogehoge.conf ← コンフィグレーションファイル
/usr/local/www/hogehoge/                      ← 設定対象とするディレクトリ
 上記の構成であれば hogehoge.conf の記述で以下の記述を確認し、記述がないか別の設定になっている場合は変更します。

<Directory "/usr/local/www/hogehoge/">

                  ↓ これを All にすることでこのディレクトリ以下の .htaccess の設定が有効になります
    AllowOverride All

	・・・

</Directory>
 文字コードを変更する場合 /usr/local/www/hogehoge/.htaccess を以下のように記述します。

php_value mbstring.internal_encoding UTF-8 ← 使用する文字コードに合わせます

                                       ↓ サーバ内で文字コードの変換を行うか行わないかの設定
                                       ↓ Off の場合文字コード変換を行いません
php_flag mbstring.encoding_translation Off

 これで、apacheconfigtestrestart で設定が反映されます。(.htaccess の記述のみ変更の場合は、apacherestart は不要です)  設定内容がうまく反映されているかどうかは、phpinfo() で確認します。  本当はこれより優れた方法として suphp というモジュールをインストールして、ディレクトリごとに php.ini を配置するというやり方がある(らしい)のですが、まだ、うまくやれていないので、うまくできたときにはそちらの記述を行います。