1. FreeBSD 10.4 RELEASE - OS 起動後の基本的な設定 - ユーザ環境の設定

 
 起動してログインできるようになったら、以降の作業をやりやすくするために、ユーザ環境を整えます。
1.1 ユーザに root 権限を与える
1.2 motd の変更
1.3 シェルの変更
1.4 /usr/share/skel の変更

1.1 ユーザに root 権限を与える

 システムの設定を変更したり、アプリケーションのインストールをするのには root ユーザ権限が必要ですが、root ユーザでログインはあまりしたくありません。  そういうときは、一般ユーザでログインしておき suroot ユーザになります。(sudo というコマンドもあるようですが、いちいちすべてに sudo するのは面倒くさい)  root ユーザ以外に root 権限を与えていない状況では、この設定を行うのは root ユーザでログインするしかありませんが
/etc/group
 をエディタで開いて

wheel:*:0:root
 の後ろに

wheel:*:0:root,"ユーザ名"
 と権限を与えるユーザ名を記述します。カンマで区切っていけば複数のユーザに root ユーザ権限を与えることができます。  いったんログアウトして、一般ユーザでログインしなおし、以降の作業は su でユーザ権限を切り替えながら行います。

1.2 motd の変更

 FreeBSD をインストールたままの状態であれば、ログインする度に、以下のようなメッセージが表示されます。

Last login: Thu Oct  5 19:07:34 2017 from 172.20.10.2
FreeBSD 10.4-RELEASE (GENERIC) #0 r324094: Fri Sep 29 01:45:44 UTC 2017

Welcome to FreeBSD!

Release Notes, Errata: https://www.FreeBSD.org/releases/
Security Advisories:   https://www.FreeBSD.org/security/
FreeBSD Handbook:      https://www.FreeBSD.org/handbook/
FreeBSD FAQ:           https://www.FreeBSD.org/faq/
Questions List: https://lists.FreeBSD.org/mailman/listinfo/freebsd-questions/
FreeBSD Forums:        https://forums.FreeBSD.org/

Documents installed with the system are in the /usr/local/share/doc/freebsd/
directory, or can be installed later with:  pkg install en-freebsd-doc
For other languages, replace "en" with a language code like de or fr.

Show the version of FreeBSD installed:  freebsd-version ; uname -a
Please include that output and any error messages when posting questions.
Introduction to manual pages:  man man
FreeBSD directory layout:      man hier

Edit /etc/motd to change this login announcement.
FreeBSD is started up by the program 'init'.  The first thing init does when
starting multiuser mode (ie, starting the computer up for normal use) is to
run the shell script /etc/rc.  By reading /etc/rc and the /etc/rc.d/ scripts,
you can learn a lot about how the system is put together, which again will
make you more confident about what happens when you do something with it.
 「Welcome to FreeBSD!」以降のメッセージはログインするたびに異なります。  ここはお好みになりますが、毎回これが表示されるのはうっとうしい気もします。わたしは、あまり表示したくないのです。  このメッセージを表示しないようにするには ・/home/ユーザ/.hushlogin というファイルを置く ・/etc/login.conf から「:welcome=/etc/motd:\」という行を削除する ・/etc/ssh/sshd_config に「PrintMotd no」と記述する  などの方法があるのですが、例えば .hushlogin を置くとログイン後、いきなりプロンプトが表示されます。  これはいささかさびしいので、このあたりの落としどころとして、motd というファイルを編集するという方法があります。  メッセージとして表示されている文字列は /etc/motd というファイルの中身を表示しているのです。  エディタを使って、motd の中身を編集します。心配な方は、motd のオリジナルをどこかにコピーしてバックアップを取っておきます。  「RCS」でバックアップしておくのが一番であると思います。

FreeBSD 10.4-RELEASE (GENERIC) #0 r324094: Fri Sep 29 01:45:44 UTC 2017

Welcome to FreeBSD!

 くらいにしておくと、バランスの良い Welcome メッセージになります。  まだ、FreeBSD のヒント(tips)が下部に出力されます。

Last login: Thu Oct  5 19:25:04 2017 from 172.20.10.2
FreeBSD 10.4-RELEASE (GENERIC) #0 r324094: Fri Sep 29 01:45:44 UTC 2017

Welcome to FreeBSD!

Ever wonder what those numbers after command names were, as in cat(1)?  It's
the section of the manual the man page is in.  "man man" will tell you more.
                -- David Scheidt <dscheidt@tumbolia.com>
 これを抑止するには ~/.login

# $FreeBSD: releng/10.4/share/skel/dot.login 190477 2009-03-27 21:13:14Z ru $
#
# .login - csh login script, read by login shell, after `.cshrc' at login.
#
# see also csh(1), environ(7).
#

if ( -x /usr/games/fortune ) /usr/games/fortune freebsd-tips
 最下行をコメントアウトします。

1.3 シェルの変更

 デフォルトでは、シェルは csh が設定されています。  もし、シェルを変えたい場合は、以下のように行います。例として、tcsh を使用する場合を記述しています。  csh のまま変更しない場合は、ここは読み飛ばしてください。  現在のシェルを見るには

> echo $SHELL
 とします。  FreeBSD 4.2 RELEASE より、tcsh は標準で実装されています。

> chsh
 と入力します。  これでエディタが起動されますので、編集します。

#Changing user information for ユーザ名.
Login: root
Password: パスワードを暗号化した文字列
Uid [#]: 0
Gid [# or name]: 0
Change [month day year]:
Expire [month day year]:
Class:
Home directory: /root
Shell: /bin/csh  これがシェルの定義になりますので、使用したいシェルをフルパスで記述します
Full Name: Charlie &
Office Location:
Office Phone:
Home Phone:
Other information:
に変更してください。保存して終了すると

/etc/一時ファイル名: 行数 lines, 文字数 characters.
chsh: user information updated
と変更された旨がメッセージ表示されます。  実際に変更した内容が有効化されるのは、ログアウトしてログインしなおしてからですので、早速使用する場合はログインしなおします。

1.4 /usr/share/skel の変更

 /usr/share/skel というディレクトリにユーザ追加時にデフォルトで設定される項目のテンプレートが用意されています。  たとえばここの dot.cshrc というファイルを編集しておけば、ユーザ追加の度に .cshrc を編集したりすることがなくなりますので便利です。